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だんだん立っていることに疲れてきたAは椅子に座ろうかAに気にせずベッドに横になるイデアに近付くか…。
ふむ、と悩んだ末Aはイデアに近寄るともっと奥詰めて、と手でシッシッと払う仕草でイデアを奥に押し込む。
「は？」と初めて見えたギザギザの口元に「サメかよ」とツッコミそうになったがなかなか退かないイデアを転がしてAはイデアをよそにベッドに寝転んだ。
「はぁー……疲れた」
「なっ何してんの！？」
「え？」
「おっぉぉお女がおっおと、おとっ！」
「……」
え、なに？可愛い……くない。
グイグイとAをベッドから落とそうと押されるAは「あのねぇ！」と怒る。
やや大きく出た声量にイデアの肩が揺れる。
あ、いや、驚かそうとしたのではなく…。
「違うの、ごめんね、怒鳴って」
「ぼ、僕の方こそ、その、動揺して……い、椅子出すから」
「こうがく？だっけ教えてくれるんじゃないの？」
「…君が、余りにも瓶ばかりみてるから…」
「あ、うん、ごめん、次は聞くから」
渋々イデアが横になりAも天井を見る形になると次々と浮かぶ青い画面。
イデア父同様様々な文字に難しい図形や表に目を配らせていると隣でイデアが一つ一つ丁寧に話し出す。
指を回せば回る画面、払えば消える画面。
そしてまた生まれる新しい画面。
せわしないなぁ、と見ているがうとうととAの瞼が重くなる。
イデアの一定の声を最後にAがついに眠ってしまう。
相槌が消えた事に気づいたイデアが横を見るとこちらに顔を向けたままAは眠っていた。
シングルベッドでは中々の距離感にイデアの心臓が跳ねたが父の言葉を思い出した「Aちゃんと言う子が婚約者でな、その父とは古い友人なんだ」と興味のなさそうに耳に入れ、初めて会った時を思い出した。
あどけない顔から伝わる強い意思に初対面にも関わらず惹かれた。
なのに「興味無い」と突き放した自分に何度後悔した事か。
父は嫌味なのか「リドルくんとお茶会をしたようだよ」と逐一Aの詳細を伝えてきた。
何より1番応えたのが「マレウスくんの屋敷に泊まっているそうだよ」と青白い顔の父は告げるや否や僕は食事中なのに「ごちそうさま」と自分の部屋に逃げた。
「A」
「ん…んー、ごめん、寝てた」
「眠かったら寝てていいよ」
「…初対面とは大分違うわね」
「もう言わない」
「何を？」
「君に興味が無いなんて本当はたくさんあるのに」
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
