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思わずでた言葉にAはド○○キとなる心臓に呼吸もやや乱れる。
「まずったかなぁ…」と1人Aはイデアの動かなくなった背中を見る。
本当に歩いている途中に止まったものだからイデアの片方の足が前に出ているのだ。
「ご、ごめ、やっぱ戻---」
「ひひっ……」
「え」
「魔法よりも工学を教えてあげるよ」
「こ、こうがく？」
「こっち来て……ふひひっ」
あ、これやったわ。
先程よりも早足なイデアに強まった握られている手首。
ユラユラと揺れる青い髪に黒とは赤とは違うカラーに思わず「綺麗」と呟く。
その声に反応したのか「何？」と不機嫌そうな声。
さっきとは違う機嫌の悪そうな重低音にAはびくりと肩を揺らした。
いや！その！と前髪で隠されているイデアの顔を見ずに目を泳がす。
私だけ見られてるのも癪だし、とAは「なんでもないよー」と冷や汗をかきながら下を見る。
イデアは「そ」と素っ気ない返事をするとAの掴んでいた腕を離し「ここ」と1つの部屋の扉を開けた。
「……き、れい……すごい綺麗……」
「！」
あちこちでふわふわと浮かぶ液体の入ったガラス瓶。
青で統一された部屋に綺麗な青色のカーテン。
シャンデリアもうっすらと青を帯びていて天井には無数の星マークがキラキラと輝いていた。
うっとりとAがその光景を眺めている中イデアもそんなAの横顔をじっと見ていた。
「こんな綺麗な部屋初めて……」そう言っては浮いている瓶に手を伸ばしつん、とつつくとまた瓶はふわふわと宙を舞う。
トプン、と音を立てて中身の液体はランダムに色を変える。
「本当綺麗……」
「君も……」
「え？」
「同じ色だ」
イデアがAに差し出されたガラス瓶にはキラキラと輝く水色の液体。
そのガラス瓶は見たこともないような作りで思わず受け取るのを躊躇ってしまうほどの細かい細工のされた物だった。
「このガラス瓶綺麗ね」と笑うとイデアは「そうじゃない」とスタスタ自分のベッドに行くと浮かぶ瓶を集める。
どういう事だ？
蓋には本物の薔薇のように繊細な作りで綺麗と何回目かの言葉を発してはイデアに名前を呼ばれた。
「こんな綺麗なガラス細工？私が美人ってこと？」
「髪色と中の液体だよ、何言ってんの？」
「……」
イデア父同様空中に浮かぶモニターを弄りながら辛辣にイデアが返すとAは液体に目を向けた。
淡い水色で角度によって濃さが変わる、そんな液体だった。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
