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「A！！」
「イデア…」
「怪我は！？何かされた！？触られた！？キスされた！？」
「落ち着いて、何も無く無事逃げれたから」
「ほ、ほんと！？…はぁ…まじでカメラ台数増やさないと本当ポンコツ過ぎ…カメラのアプデもしよう…」
Aを抱きしめてはブツブツ話すイデアにAは「ごめんね、後輩の実験手伝ってる時に…」と続ける。
それに対して「それは終わらせた！」とAから離れるイデアにAは驚いた顔をしたがすぐに笑顔になり「ゴーグル付けっぱなし」とイデアのゴーグルに触れる。
あ！と慌ててゴーグルを外しては白衣姿のイデアにAは「なんか新鮮」と白衣の袖を掴むとAがそのままくんくんと匂いを嗅いだ。
「ん"ん"」
「薬品の匂い結構するんだね、気が付かなった」
落ち込んだ顔からすっかり立ち直りAがイデアに抱き着く。
昨日の事を思い出してしまうイデアに対しAは課題の事で頭がいっぱいだ。
どうしようかな…と悩むが明日は土曜日、先生だって休みの日だ、なのにわざわざ課題を受け取るのも…と思うとAの気が引ける。
提出は来週の火曜の午前まで、自分のわかる範囲だったら良かったがそうでも無くだから図書室行こうとしたのだがこんな災難になるとは…。
「我ながら笑ってしまう…」
「拙者も昨日の事を思い出すとやりすぎたと笑ってしまいますわ…」
「え？」
「え？」
しばらくの沈黙に顔が一気に赤くなる。
昨日のあれは！と慌てるAに昨日の事は！とイデアも慌て始めお互い次第に視線を逸らし「あれは夢オチで…」と言うイデアの言葉に「うん…」としか答えられなかった。
そしてチャイムの音が響く中イデアが同時に喋り出すものでAはなんとか聞き取ろうとするが中々聞き取れない。
「きょ、今日も拙者の部屋に来てくれる？」
「え？なに？」
「僕の部屋に来てくれる？」
「…うん」
「変な…アレ以上の事はしないから…」
ダメだ聞き取れない。ごめん。
とにかくお昼だよ、とAがイデアに告げる頃にはチャイムも鳴り止みイデアは一人赤くなった顔を両手で覆っていた。
え、なに、かわっ。
「え？なに？どしたの？」
「拙者お嫁に行けない…」
「私がイデアのとこに行くんだよ？」
「拙者Aじゃないとダメ…」
「うん？私もだよ」
「僕Aが好き」
目だけがちらりと見えAは「私もイデア好きよ」と答える。
ああ、何だろな、この胸のモヤは…。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
