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朝昨日の補修、もとい教室にたどりつけなかったとして渡された課題を提出しに行こうとした時部屋にノック音がした。
「はい」と応えると「迎えに来たよー！」とオルトの声。
迎え？と疑問に思い扉を開けるとオルトが「おはよう！」と笑いかけてくれた。
私もおはよう！と自分よりも背の低いオルトの頭を撫でると「兄さんに頼まれて！」とビシッと敬礼をする可愛い弟。
…イデア心配してくれてるんだな…と安心したがそれもそうか、と自分の過ちにいまいち踏ん切りがつかない。
「終わった事だから」と昨日部屋の去り際に言われたが私は上手く笑えていたのだろうか。
オルトに優しく手を引かれ食堂に行き隣に座ってご飯を食べて、教室まで案内されて、お昼になればオルトから事前に受け取っていた情報をもとにスマホを開く。
ナビゲーションが時間どうりに起動し食堂までの道なりを教えてくれたりと至り尽くせりだった。
知らないアプリの通知には可愛いイデアのアイコンが浮かび「次の授業はココ」と可愛く指をさしてくれる。
必要なものリストも表示され「このアプリ売れるのでは？」とまじまじと立ち止まってみてしまった。
すごいなぁ、と見ていると「迷ったんですか？」と目の前から声が聞こえた。
「わぁ…綺麗な髪色、海の色だ〜」
「こら、初対面の人、あるいは勝手に人の髪に触れるんじゃありません」
「あ…」
やばい。
スマホの通知がぶぶっとなりAはすみません、と頭を下げて2人から離れこそっと曲がり角で画面を確認する。
そこには『触れるな危険』のマークと写真が表示される。
そこには今見た人物2人の顔写真。
サァーと青くなる顔にまたイデアがカメラで監視してるのかと後ろを振り返った瞬間だった。
「何が“危険”なのかなぁ〜ねぇ、先輩…」
「私達がなにか貴方にするとでも？」
「ご、ごめんなさい、じ、自分先生に呼ばれているので！」
生憎壁側に足を付ける2人にAは空きが目の前にしかない事に気付く。
が、すり抜けようとすれば確実に両腕を掴まれる。
震える体に鞭を打ち勢いを付けて二人の間を突破する。
逃げれた！と安心したのも束の間で一瞬で視界がグルリと変わり手に持っていた教科書がバサバサと床に落ちた。
え？
理解出来ないAを他所に楽しそうな声が聞こえ自分が担がれている事にやっと理解が追いつく。
「落し物ですよ」とAの私物を拾い上げる男、私を担ぐ男、本能が『逃げろ』と警告音を鳴らした。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
