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どのくらいキスをしているだろう。
お互いの口から垂れる唾液はどちらのだろう。
苦しそうに息をしてはまた口を塞ぐ。
ゾワゾワと体が震え僕はAをそのまま机に押し倒す。
はっはっ…と獣みたいに息がもれては下になるAを見れば涙目で小さく名前を呼ばれた。
その口にまた噛み付く。
ぎゅっと恋人繋ぎをして一心不乱でAの口に吸い付き名前を呼ぶ。
頭がクラクラする。
「イ…」
「っ…」
まだ僕の名前を呼ぶ余裕があるAとは反対で僕はもう名前すら呼べないくらいクラクラしている。
ガタタとまた机が揺れてペン立てが落ちたが気にならない。
お互い辛くなりイデアの目にもうっすらと涙が浮かぶがAの目からはポロリと涙が流れた。
それを舌ですくって飲み込めば大きく響く喉の音がいやらしくて、ダメになりそうだった。
そのうち遠くでチャイムが聞こえ全ての授業が終わったことが知らされる。
騒がしくなる寮内だがイデアは構わずキスを繰り返す。
何度かイグニハイド寮のネットで通知が来たが青い画面を指でスライドして通知を着る。
「イデアっ…も、皆もどって…きちゃう…」
「うん…もう、放課後…」
「っ…ん…」
「夕ご飯まで…」
自分でも何を言ってるか解らない。
Aの言葉は耳に入るのに…。
じんわりと汗が滲み熱い体、乱れた息が部屋に響きどちらとも言えない水の音。
Aの手を離せばすがりつく様に手を伸ばすAを抱えてそのままベッドにまたAを組み敷く。
何度もキスをしてやっと慣れてきては自分のジャージを脱ぐ。
そのままAの服にも手を伸ばして脱がせば魔法が解け、少しの輝きが消え胸が元に戻る。
その胸に口を這わせればまた獣のように息を吐き吸い付き、噛み付く。
痛そうに体を震わせるAの白い肌に浮かぶ赤い痕。
ある程度痕を残せば自分の中で何かが収まり優しくAを抱きしめる。
同じように抱き返され肩で息をする。
「ごめ、んA…痛かった…でしょ」
「ううん、愛されてるって、感じた…」
「愛してるよ…愛してる…A」
名前を呼んで口付ける。
もう、このままずっとAとこうしていても言いと思えた。
A、口の隙間から名前を呼べば首に腕をまきつけてくるA。
愛してる。
.
「…」
「…」
ガヤガヤとうるさい食堂でAとイデアはお互い終始無言でオルトが「どうしたの？」と聞くも2人は「何も！」と返すだけだった。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
