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終始無言でAはイデアに抱きつきイデアは気にもせず今日の課題を終わらせていく。
椅子に座ったまま対面で座りブラブラと最初はグズグズと鼻を啜りながら足を揺らしていたAだがぽんぽん、と優しく背中を叩いてやれば泣き疲れたのかAはスヤスヤと眠ってしまった。
赤く晴れた唇に「リップクリーム持ってる奴参戦」とイグニハイド寮のネット通信を駆使すれば「自分乾燥するんで常時しています、新品ありますが持っていきましょうか？」という書き込みにすぐさま飛びつき部屋番号を教えてもらい取りに行く。
Aの瞳から流れる涙を一つ一つ指ですくっていたがキリがなくキスをしたり舐めたりする事で赤くなった顔のA。
涙がやっと止まりリップクリームを恐る恐る塗るが抱きついて顔を押し付けられ無意味に終わる。
よいしょ、とAを抱き抱えたまま椅子に座り画面を映しては課題をこなす。
勿論左にはAの写真、左には監視カメラを辿って見つけた2人のやり取り。
音声をヘッドフォンに繋ぎ会話に耳をすませる。
スマホをいじるAの後ろでしばらくじっとしている様子からしてAだと気づいたのであろう。
メッセージの送信画面と時刻を確認し送信された1分後に声をかけている。
確信犯だ。
ギリギリと歯を鳴らして袖を噛みそうなったがAがもたれ掛かり寝ている為叶わず駄菓子を口に放り込む。
無音のまま歩く音だけが聞こえ二人の間に会話はない。
しばらくして自分の姿が別カメラで確認しつつ「A！」と名前呼ぶ自分の姿。
ああ、見たくないな。
ぶつっと映像を切りイデアはヘッドフォンを外して大きく息を吐いた。
A、部屋から出さないなんて言ったら怒る？
A、君を閉じ込めたら君は悲しくなる？
A、僕は思っていたよりも…。
「…ん…イデア…」
「おはよう、A」
軽くおでこにキスをして唇にキスをしようといつも通りの行動にガタッとAが後ろに体を引き机が揺れる。
びっくりした表情の顔にAはごめん、と視線を下げる。
僕も驚いた、拒否される事なんて今まで1度もなかったから。
けど、そんなの気にしないよ。
Aの体を引き寄せてキスをする。
いつもは触れるだけのキス、今回は違う。
ぬるり、とした感覚にゾワッと背筋が変な感覚に襲われる。
歯が当たりガチッと音がしたが構わずキスをすれば抵抗していたAの腕から力が抜ける。
そのまま僕はAにキスをし続けた。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
