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お互い居たたまれずAがベッドにイデアを座らせるとAもその隣に座る。
イデアが寮長になってからというもの忙しく1週間に2度会えてた期間が2週間、と長くなり１ヶ月を超えた時もあった。
今回はイデアが忙しいとの事で2ヶ月近く期間が空いてしまいAは「その…」とチラリとイデアを見る。
本来見えるはずの横顔が見えずフードからはみ出る青い髪にドキッとしてしまう。
「カッコイイ…スキ」と片言のAにイデアが「本当？」と聞いてくる。
「全然会えてなくて…寂しい思いさせたから…ずっと…病み期が…」
「やみ？…えっと大丈夫？」
「Aに会えたから」
「うぐ…うん、私も…それで、えと…式典服見せに来てくれたの？」
「…それもあるけど…本題が…」
「？」
「…A」
「え！」
ベッドから降りるやいなやフードを取りAの前にひざまづくイデア。
あまりの事に慌てて立ち上がるAの手を掴み「このまま聞いて」とAを再度座らせる。
深呼吸を繰り返すイデアに何故かこちらまでも緊張しそうになりAも深呼吸を繰り返すとイデアがにへらと笑う。
そしてゴソゴソとポケットから出した青い箱。
ブローチ？と呟けばイデアが箱を開ける。
「え…こ、れ…」
「じ、自分でデザインとか…制作とか…色々口出して…時間かかったけど…その…こ、婚約指輪…で、す」
「…」
「き、気に入らなかったら閉まってていいし！また考えるし！」
「ありが…とぅ…」
「あああ！泣かないで！！泣かないで！！嬉し涙なら全然拙者良いでござるが！！陰キャクソ童貞が舐めた真似してごめんなさｰｰｰ」
ドサッと目の前からの衝撃にイデアが尻もちを着くとAがぎゅううとイデアに抱き付いていた。
あ、あの…とイデアがオロオロしているとAが泣きながら「嵌めて…」と左手を差し出した。
ごくり、と生唾を飲み込みイデアは震える手でAの手を取り指輪をゆっくりとAの細い指に通す。
キラキラと輝く指輪にAは再度涙を流しイデアはそんなAを抱きしめては「ずっと一緒に居たい」と呟きAは何度も何度も首を縦に振る。
シルバーリングに散りばめられた水色の小さい宝石、しかしその真ん中には青く燃えるようなサファイアブルーの宝石がはめ込まれていた。
「これで、入学してもきっと大丈夫…だ、よね？」
「ふふ、うん、大丈夫、イデアの恋人の証だよ」
「うっうぅぅ…A好き、好き好き大好き」
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
