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「ま？」
「ま？」
「本当でござるか？」
「あ、うん？」
「本当に本当？」
「うん！ほら！見て見て！クロウリーおじ様直筆サインー！」
「Aと…同じ寮に…なれば…って、運ゲー！！」
「うんげー？」
「難易度高すぎでしょ！？いくつ寮があるかAご存知！？はい！」
「えっと…3つ？」
「Noooooo！！」
「え？え？」
「何このクソゲー…1人サバイバル…群がる男の群れ…」
「えっと…イデア…？」
「いやあああああああ！！」
「ちょ！落ち着いて！！」
一人発狂しバスバスと枕を殴るイデアにAはどうどう、と落ち着かせる。
「勉学…魔法…寮長…無理、オルトに丸投げ一択の平行線ワールド…もしやパラレル？」呪文のごとくブツブツ言い出しAは思った反応が違うことに困惑してしまう。
本来ならば喜んでくれると思っていてくれたがそうではなく落ち込むイデアにAは「ごめんね…？」と謝る。
しかしすぐに枕から顔を上げると後ろにいるAに体を向けては「拙者頑張るでござるぅぅ〜」と泣いていた。
「え！？え！いや、私も勉強頑張らないとだから！」
「うう…拙者の人生どん底BADEND不可避…」
「ふ？…ね、寮ってそんなにあるの？」
「7つ…」
「な！？なな！？7つ！そんなに！？」
「そこからAは拙者と同じ寮に入る確率はとても低い…」
「嘘…おじ様に相談しても無理…？」
「鏡が決めるんでござるよ…」
「鏡…おじ様が言ってた…ええ…っと…どうしようね？」
苦笑いでAが困ったように言うとイデアはまたしてもボロボロと泣いてしまう。
わー！ごめんごめん！とイデアを抱きしめるとイデアは抱き締めていたクッションをどかし強くAの胸に顔を埋める。
おーよしよし、と慰めるもグリグリと胸に顔を押し当てるイデア。
早まりすぎたかもしれない…とAは何も調べずにイデアが通う学園を選んだがとてもじゃないが申し訳ない気持ちになってしまった。
ちゃんと男のフリするよ？と問いかけるもイデアは「無理無理無理ゲークソゲー」と聞いてやくれない。
「…ね、イデア、私頑張る、イデアの選ばれた寮に入れる為に勉強も魔法も頑張る、だから…私を信じて」
顔を上げるイデアの頬を掴み「ね？」と笑うとサラリと視界が水色で染る。
唇に感じる熱にイデアは開けていた目を閉じるとそのままAをベッドに寝かせる。
指をスライドさせては消える部屋の電気に部屋の壁紙が静かに発光していた。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
