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ニコニコと笑うAに若干苦笑いの父。
ため息をこぼす目の前のクロウリー。
可愛い可愛い姪からの電話にワンコールで出れば「明日会いたい」と言われウキウキと学園の応接間で待っていればこれまた可愛い姪の姿が。
今日も一段と可愛い、なんて思い眺めていれば「おじ様の学園に入学したい！」なんて言い出されてしまう。
笑顔でゴフッと口から血が流れたが内心穏やかでは無いのは弟も同じで「A！？」と焦る。
「何も直球に！」と弟。
「要件はわかりやすく伝えなくては行けませんし」と可愛い姪が間違っていないと言いたげな表情でこれまた、愛しく愛らしい。
「ゴホン…えー…A、当学園のことはご存知かな？」
「はい、男子校だと聞きました」
「で、Aは男子ですか？」
「いいえ？」
「なら無理でしょう、あんな飢えた男共の中に可愛い可愛い姪を放り投げられるほど私にはとうっていできません！」
「男のフリします！」
「貴方の！どこに！あんな！野蛮な男のフリが！出来ますか！」
「勉強します！」
「ダメです」
「おじ様嫌い」
「んなぁ！！」
グサリと来ましたよぉぉ…と1人胸を抑えるクロウリーに父は「A！」と焦りながら叱るがふんっとAはそっぽを向いてしまう。
何という事でしょうか…とクロウリーは胸を抑えたまま体制を持ち直すとどうしてそうなったかと考えた。
が、すぐにわかってしまった。
イデア･シュラウドの単語が脳裏に○○！とデカデカと浮かび「ぐぬぬ…」とクロウリーらしくない言葉が出た。
「で、でしたらこうしましょう…」
「はい」
「イデア･シュラウド君が3年生になり、寮長に選ばれれば…受け入れましょう…」
「本当ですか！！？」
「貴方は来年高校生になりますね、その間の問題やテストなどはこっそりとこちから送ります」
「わーい！」
「ただし！ちゃんとした成績を収め、鏡にシュラウドくんと同じ寮に選ばれなければそれまでですが、そこはAの運といいますか…何と言いますか…はぁ…」
「頑張ります！！」
Aの喜ぶ顔を見てクロウリーは「仕方ないですね…」とマジカルペンを取り出し数枚の紙を出しては内容をサラサラと書き封をすると手紙が消える。
今のは？とAが気かとクロウリーが「各先生方に伝えました、この事は極秘です」と伝えると同時にAはクロウリーに勢いよく抱きついた。
すぐさま手紙が数通返ってきては反論する者は誰一人として居なかった。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
