24-何という事でしょう ページ24
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あれから数年経ち、Aはすっかり背は伸び髪も腰ほどまで伸びた。
イデアもAと大して変わらなかった身長だったがあっという間にAと差をつけるまでに伸びた。
そんな中2人はイデアの部屋でうーん、とベッドの上でとあるパンフレットを見ていた。
バラッと広げられた各学園のパンフレットを見ては「どれがいい？」とAは正座のまま向かいで胡座をかくイデアを見ている。
「…ここは女子校で…えっと3年生」
「3年？拙者の所は4年生ぞ？」
「あ、そっか…したらここは？共学でｰｰｰ」
「却下、拒否、無理」
「…ううん…あ！ここ！ここの学園は最近できたばかりでね！」
「遠い」
「もう…イデア本当に考えてる？」
「当たり前に！今！拙者は！Aの高校生活を考えているでござる！」
「…だってー…ここにしたらスカートがとか言うし…ここはここで髪の毛切らないとーって言うし…」
「Aに合わせて学園を作れ…」
「それは無理じゃない？」
ガジガジと袖を噛む癖は抜けておらずAはこーら、とイデアの口元にAが人差し指を差し出す。
イデアは上目使いになりながらも袖口から服を離すと差し出されたAの人差し指にちゅ、とキスを落とす。
すっかり伸びきってしまった袖口とほつれた生地に「もー」と怒りながらAがイデアのあぐらの上に腰を落とす。
イデアもAが立ち上がった段階で手を伸ばしておりAの首に顔を埋めながら再度パンフレットに目を向ける。
Aがこれは？と刺すパンフレットを見る前にさっさと自分で画面を開き「だめ」と口にする。
全て見終わってしまい1つにまとめると「今日も決まらなかった…」とイデアにもたれかかった。
ぎゅっと抱きしめられてはAはイデアの腕にすり寄る。
「いっそ拙者と同じ学園に…いや、危険だ…男子校だし…Aに変な虫がついたら…」
「あれ？イデアどこの学園だっけ？」
「ナイトレイブンカレッジ…でござｰｰｰあだぁ！！」
「そこだぁぁぁ！！」
いきなりAが起き上がることによってイデアの顎にAの頭突きがクリーンヒット。
顎を抑えて蹲るイデアに対してAは「そこだよ！そこそこ！」と一人イデアの部屋でジャンプをする。
そして時計を見ては20時前、Aは急いでスマホを取り出しとある場所に電話をかける。
イデアが涙目になりながらその光景を見ていれば「あ、おじ様こんな時間にごめんなさい！」と明るい声が耳に届いた。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
