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サラリと流れた青い髪の隙間から見えた金色？黄色？の瞳にそっとイデアの頬に触れてしまった。
思わず我に返り離そうとするとまた掴まれる手首。
すりっと擦り寄ってくるイデアの行動に心が悲鳴をあげる。
「あ、あの……い、イデアくんは瞳…綺麗なんだね…」
「イデアで良い…Aも綺麗」
「あ、えと、私はその、髪はうっすい水色でも瞳はその、これまた薄い緑というか……母に似てて…髪は父だけど…あの…か、顔近くない？」
「歯もギザギザしてないね」
「っ！」
顔が近づき指が近づき唇をなぞられる。
何この展開！と思いながらも嫌な気はしないのでされるがままでイデアの目をじっと見つめる。
目の下にうっすらと見える隈に「寝れてないの？」と聞けば「夜更かしは至高であるひひっ」と返ってきた。
すっかり笑い方にも慣れたAはイデアと同じように「そっかひひっ」と笑う。
目を見開くイデアにAは「このまま、寝る？」と聞くと「うん」とイデアはAに近付きおでこをくっつける。
髪が混ざっても綺麗なグラデーションとなり視界は遮られるがAがここでイデアに「顔が見たいから前髪切ってね」とイデアの伸び切った前髪を手ではらうと整った顔が見えた。
「こんなに綺麗な顔してるのに」
「……わかった…」
「うん、ありがとう」
「……Aは髪伸ばしてね」
「私めんどくさがり屋でさ、髪乾かす時間とかじっとしてられなくていつも肩までの長さで切ってるんだ」
「僕と同じくらい伸ばして」
「…イデア長すぎる、追いつくかな」
「追いつくよ、髪は僕がセットしてあげる、いくらでもデザインしてあげる」
「あ、う、ん…そろそろ身なりにも親がうるさいから…女の子らしくするかな」
髪を払い除けてAはイデアに再度おでこをつけると金色と緑色がぶつかる。
そして2人で手を繋ぎ「ひひっ」とイデアは嬉しそうに、Aはわざとらしく笑う。
ああ、なんか落ち着く。
マレウスの時は1人で寝てたけど、人の体温って安心するなぁ……。
自然と恋人繋ぎになる2人にAはまたうとうとと瞼が下がる。
その時、静かに名前を呼ばれたが返事ができていたかは分からない。
ただ、見えた青色と唇の温もりにカッと自然に体が燃えるような感覚が背中を駆け抜けた。
「んっ…」とぐぐもった声にイデアはAの唇に再度噛み付く。
「ギザ、ギザぁ…」と寝言のように吐かれた言葉にイデアはまた1つ笑い声を発しては目を閉じた。
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+ちっく(プロフ) - ((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ！！ご報告ありがとうございます！！これからもバンバン書きます←歪んでる (2021年3月31日 15時) (
レス) id: 0cbf2f128f (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最初のところ、イデア シュラウドですよ、 とてもいい話ですので頑張ってください(^^)応援してます (2021年3月31日 12時) (レス) id: 89d20ac765 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：+ちっく | 作成日時：2021年1月26日 18時
