感情欠落系男子【d!】 (ページ7)

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sn「いらっしゃ〜い、今日は来てくれたね」

雑面をつけた養護教諭、神藤柚希(しんどうゆずき)先生が翔に連れられた俺を見て苦笑しながらそう呟いた

A「連れてこられたんです」
syp「じゃあ後任せました」

翔は俺を椅子に座らせたあと直ぐに保健室の扉を開いて出ていきそうになる

sn「はいよ。ショッピくんは生徒会サボらないの」

ん？生徒会？
翔って生徒会だったんだ

syp「寝坊ですサボってません」
sn「サボってるじゃぁん」
syp「まーまー！とりあえず任せました！」

焦ったような顔をしながら翔は廊下に消えていった

sn「はいはい、」
A「翔って生徒会なんだ」
sn「あれ知らなかった？」
A「まあ、」
sn「とりあえず手当するね。うわ、変色してる…なんで君はこんなにほおっておくのかな」

ブツブツ説教くらいながら手当される
この人の説教は嫌な感じはしないしむしろ心配が滲み出ているため悪い気はしない

A「大したことないですよ」
sn「コラコラ、髪色も戻ってないし元凶潰せたらいいんだけどそれも難しいでしょ？」
A「まあそうですね」

元々兄さんと同じな金色の髪は数年前からずっと白く染まってしまった
色が抜けるほどのストレス
よく生きてるよな俺

sn「うん、だからできるだけでもいいから離れるってことを覚えようね」
A「はい、」
sn「うんよし終わり」

手当が終わると同時に頭を撫でられる
暖かい言葉をかけながら左右に揺れるその手はなんなのだ
嬉しくなるからやめてほしい

A「そろそろ戻ります、ありがとうございました」
sn「うん、お大事に」