感情欠落系男子【d!】 (ページ6)

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朝、昨日に比べて調子が良かったため学校へ向かった
コソコソ噂される住宅街を抜け角を曲がると
反対側から急に人が走ってきてぶつかってしまった

？「んてっ、すまん前見てへんかった」
A「いえ、こちらこそすみません、」

黄緑色のパーカーのフードを被っている俺より背が高い男の人
パーカーの中に制服を着てることから学生なのはわかった

？「かみ、きれぃ、」
A「え？」
？「ぇ、あ！！急いどるんやった、ほんますみませんでした！！」
A「あ、いや、って行っちゃった……」

あれ？そっちって俺と同じとこ以外学校ないはず
もしかして同じ学校、？
あんな人見たことないけど、まあいっか
特に気にすることなく人が少ない通学路を進んだ

自分の教室に入り
自分の席に向かうと俺の机の上に白百合が花瓶に活けてあった
新手のいじめですね
くすくす笑うクラスメイト
ぶっちゃけこんなのでダメージあると思わないで欲しい
花瓶はロッカーの上に置いた
さぁ次は何するんですか
席に座ると直ぐに左側から押され
床へ倒れた

ko「んふお兄ちゃんかわいそぉっ」

そう言ってクソ妹が俺の頭を踏みつけた
これで世の中生きてけてるのすごいね
動く気力のない俺は妹の取り巻き達にいいように使われる
蹴られたり殴られたり金を取られたり
まあ金はほぼ兄さんから貰ったもんだからいいんだけど
扉を引く音と同時に暴力は止み周りにいた奴らがどこかへ行った
入ってきたのは翔だったみたいだ

syp「Aっ、」
A「何翔」
syp「何しとんの、怪我酷いやんけ」
A「いつもの事、」
syp「んな事当たり前にすな、保健室行こ、流石に酷いで」
A「ん」

翔は俺の妹を睨んだ後俺の腕を引き保健室へと連れていってくれた
行く途中で兄さんに会った
隣には知らない人が居たため此方が知らないふりをした
まあ翔のことも知ってたっぽいし意味なさそうだけど
この学校での兄さんのトモダチは全員生徒会さんだから、後々面倒なんだし関わらない方がいい