第四十六話 恋愛相談�� ページ9
＊
私は心の中で絶叫した
生まれてくる世界を間違えた、と
何故なら私の最推しの条野さんが夢主及び躑躅森さんに
惚れてしまったからだ
そして今何をしてるかというと…
胃痛薬を買った後ビルの上で双眼鏡を持って
鐵腸さんと躑躅森さんを観察している
ホントにどういう状況だよこれ
人生で人を尾行することってあるもんなんだな…
「本当になんで鐵腸さん何ですか?
あんな脳筋よりも絶対に私の方が貴女を幸せに
できいるというのに…今すぐ死 んで欲しい」
それよりもこの隣にいる怨念の塊をどうにかしたい
好きな人が私の苦手な人を好きなことについての
ショックとこの怨念を隣で直に浴びて精神力が
ゴリゴリ削られるようにすり減っていく
『あの…』
「静かにしてください、華奏さんの声が聞こえません
呼吸や心臓までも止めろとは言いませんが
話しかけるのは最小限にしてください」
『…あ、はい…』
もう泣きそう!!!!
神様仏様!私が何をしたというのだ!!
折角好きな人とお出かけできているのに苦手な人の
尾行なんてこんな屈辱的なことあるだろうか!?
何これ!?新手の拷問!?
そんな悶々とした思いに胃を痛め、胃痛薬を飲み乍ら
2人を尾行していった
胃痛薬買っといて良かったよ、本当に
尾行の先で2人は丁度お昼時ということで
カフェに入っていったので私達もカフェに入り、
胃には負担をかけたくないのでカフェラテを一杯頼む
暫くして2人は注文を済ませると躑躅森さんは
席を立ち、お手洗いに向かった
その瞬間私は深く椅子に腰掛け、
背もたれにもたれかかり、張り詰めていた息を吐く
緊張の糸が切れた
相手は軍人の上官なんだからいつバレるか
判ったもんじゃない、そう思うと自然と息が詰まった
「そういえば、先程話しかけてきましたが、
何かあったんですか?」
そう言って首を傾げる条野さん
言えない、これ何してるんですかとか言えない…
『大したことではないんですが条野上官は何故
躑躅森さんを好きになったのか、と…』
「何故好きになったのか…ですかやはり声や心音ですね
華奏さんの声は鈴を転がしたように軽やかですし
心音は穏やかで安心します」
その後も躑躅森さんの好きなところをあげる条野さん
嗚呼、この人は本当に躑躅森さんが
好きで好きで仕方がないんだなと
悔しいことに察してしまった
＊
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すばり(プロフ) - くっそぉ…清水ちゃんの性格が性癖にぶっ刺さってますよぉ…！！夢主なんかに負けるなょぉ！！応援してっからあ！！(誰だよお前) (4月30日 21時) (
レス) id: a9f88095b6 (このIDを非表示/違反報告)
るうたん - とっても面白いです！！条野さんとの絡み特に好き...報われて欲しいよ清水ちゃん...続き楽しみにしてます！！ (4月30日 17時) (レス) id: bf608a9225 (このIDを非表示/違反報告)
白夜@清水ちゃん大好き - 清水ちゃん…君はキレて良い。そして好きだ(?)どうも作者様のファンです(?)無理しない程度に頑張ってください！ (4月21日 16時) (レス) @page16 id: e77bc44464 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミント - 夢小説あるあるをぶった斬っていくの最高です (4月20日 9時) (レス) id: 511f5d29e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆり(プロフ) - 面白くて昨日の夜に1話から全部イッキ見しちゃいました‼️特に清水ちゃんのキャラデザが癖にぶっ刺さって清水ちゃんを勢いで書いてしまったのですが良ければ見てくださいhttps://d.kuku.lu/f7vt2ej26これからも頑張ってください！ (4月8日 15時) (レス) id: 6b0f9acbe9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃみゅ | 作成日時：2023年9月5日 1時
