夢主に振られたからって私に相談しないでください

第五十二話　フラペチィノ ページ16

＊








私は躑躅森さんにお礼をしたいと言われ

ここに来たはずだ…


なのに何故この3人がいる!?


『あの…何故お二方まで?』

私は躑躅森さんの隣にいる2人に尋ねた

私はどこかというと敦くんや躑躅森さんの隣にも

行かせたくないのか私のことをバリバリに警戒している

鏡花ちゃんの隣だ

「えっと…清水さんへのお礼って言ったんですけど

鏡花ちゃんがどうしてもって言ってきたので」

そこ止めてよ!!私鏡花ちゃんに極限状態で

いつか殺 されるんじゃないかってくらい

警戒されてるんだから!

「あの!嫌なら別行動でも…」

躑躅森さんが言いかけた瞬間鏡花ちゃんが口を出した

「絶対にダメ」

「鏡花ちゃん!」



…私君の家でも燃やしたのかな???



待って、純粋に私なんでこんなに嫌われてんの??

敦くんも見兼ねて宥めてはくれてるけど

実際私がこんなに警戒されてる理由って何??

真逆この前の咎めたことをまだ引きずってらっしゃる?

でも鏡花ちゃんとの関わりといえばそれだけだしなぁ…

うーん、でも鏡花ちゃんの大好きな躑躅森さんを

咎めた私は鏡花ちゃんにとって大敵に見えてるのかも


何にしろ私が鏡花ちゃんに警戒されてることには

違いあるまい、ここは私が大人の対応を見せるとしよう

『別に構いません、迷惑ではありませんので』

「あ、ありがとうございます!」


その後鏡花ちゃんにまたひと睨みされた気がしたが

気にせず躑躅森さんに連れられるままカフェに入った


「ベンティバニラクリィムフラペチィノノンバニラアドホワイトモカシロップアドヘェゼルナッツシロップウィズチョコレェトチップウィズチョコレェトソォスエクストラホイップブラべミルクを一つください」


……なんて???

え、呪文でも唱えた?

そう思い私は思わず躑躅森さんを凝視してしまう

店員さんも普通に注文受け取ってるんだけど…

「清水さんは何にしますか?」

『え、あ…珈琲で』

その後2人も何食わぬ顔で注文していたので

私もその流れに流され珈琲を待った


そして躑躅森さんが頼んだフラペチィノが出てくると

私はまたもや躑躅森さんを凝視してしまった

チョコレェトやチョコチップ、ホイップ等が

山盛りに盛られた如何にも甘くて胸焼けしそうな

フラペチィノを美味しそうに飲んでいるところに

私は軽く引いてしまった









＊


皆さん更新遅れてしまいすみません!

期末テストで遅れてしまいました!

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