第三十八話 うんざり ページ46
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いきつけのバーにて、他の客にベルモントを奢られた
バーに行ったら“彼方のお客様からです”というのは
一度はやられたいランキング1位に輝く、
それを恥ずかし気もなく私を慰めるというのは
誰だろうと思い乍らマスターの指し示した方を見る
そこには黒い外套に黒いズボン灰色のベストと
白いシャツの間に除くクロスタイに首のチョーカー
橙色の髪に帽子を被り、青い目を持ち一言で表すなら
荒い紳士がピッタリだろう
その男はポートマフィアの幹部、中原中也だった
「よお、軍警さんよ、お困りだな」
そういわれた瞬間私は小さく目を見開きマスターに
とあるお酒を頼んだマスターは私の頼んだお酒を
気まずそうに中也さんに差し出す、中也さんも
それに吃驚した様に目を見開いた、それもその筈
私が頼んだお酒はジンアンドビターズというお酒
酒言葉は自戒、つまり調子乗んなという意味である
「おいおい酷くねぇか、慰めてやろうってのによ
それともマフィアに慰められるのは厭か?」
その瞬間、お得意のキツい顔でキッと睨んでやる
『そういう問題ではありません、出会い頭
ナイフ突きつけた挙句クソ尼とか言いやがった人と
話すつもりはありません』
「あー、それはその…悪かった」
そういい中也さんは軽く頭を掻いて私に謝る
『先程も見ていましたように私今すこぶる機嫌が
悪いので、度重なる恋愛相談や好みを聞かれたり
してうんざりしてるんです』
そういい、頬杖をつき乍ら大袈裟に溜息をつく
「恋愛相談ねぇ」
そう言い乍らトン、トン、と中也さん黒い革手袋から
カウンターをゆっくり叩く軽い音が鳴る
「お前だって好きな奴とか浮いた話もあンだろ?」
『それとこれとは話が別です。惚気聞かされるのって
意外と腹立つんですよ。私同性好きじゃないのでいかに
その人が素晴らしいか語られても興味ないですし、
私に聞く暇あったら自分で聞きに行って欲しいです』
「まァ、判らんでもない、俺も糞太宰に惚気られると
ぶっ殺したくなるからな、抑も付き合ってもねェし
俺にもチャンスあるわ」
そう言ってキレる中也さん、この人も苦労してるんだな
私はふと一つの疑問が頭に浮かぶ
『そういえば中原さんって躑躅森さんにどんなふうに
アピールしてるんですか?』
そういうと中也さんは途端に顔を赤くした
「なん、で俺が華奏のこと好きって知って…」
『否、誰でも判ります』
私は思わず中也さんにそうツッコんだ
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みぃみゅ(プロフ) - レベさん» 素敵なイラストありがとうございます!!とても嬉しいです!しかもピースにウインクがとても可愛いです!隣に清水大尉と書いてあるのも素敵です本当にありがとうございます (11月16日 22時) (
レス) id: 8fcc80a240 (このIDを非表示/違反報告)
ルヤン - こういう系統の作品初めて見ました！とっても面白かったです！頭良くて顔も可愛くてスタイル抜群で胸もデカい、その上異能も強くて料理上手なのに自分がモテる自覚が無い夢主(仮)は私も普通にイタいと思います。夢小説あるあるはヒロインに辛い過去があるという点です (10月12日 0時) (レス) @page43 id: ad9ddd5846 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - ふわぁぁぁ〜‼︎主人公のイラストがかわいいっっ‼︎ (9月3日 15時) (レス) @page49 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
密ひっちゃん(プロフ) - ｸﾞｯｯ清水さんがかわちい… (9月2日 22時) (レス) @page49 id: e5b5f4c765 (このIDを非表示/違反報告)
レベ - https://object-storage.tyo1.conoha.io/v1/nc_dce4fe5fed964471a82788e7bb8f2386/drawtalk/illusts/21480/190966.png←清水ちゃんのイメ画です！これからも頑張ってください！ (9月2日 9時) (レス) id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃみゅ | 作成日時：2023年8月7日 0時
