第三十五話 痴話喧嘩 ページ42
*
鐵腸さんに向かって怒っている躑躅森さん
取り敢えずこの現場を一般人に見られるのは拙いと思い
一般人を銀行から出し、銀行員の人達に聞いて
2人をスタッフルームに連れて行った。
躑躅森さんは私の顔を見るとギョッとしていたが、
素直にスタッフルームに来てくれた
「あの場はあれが最適と判断した」
「ですから!骨を折るのはやり過ぎだと思います!
ロープで縛ったり、スプリンクラーを発動させて
目眩しをしたりとできたじゃないですか!」
「貴君の人を思う心は良いと思う、
しかし俺はロープを持っていないし、スプリンクラーを
作動させる暇がなかった」
そういう問答を先刻から10分程続けている
まとめると躑躅森さんは骨まで折らなくても
目眩し等で錯乱し、乱暴にしなければ良かった。
鐵腸さんはあれが最短で最適である
制圧するにはロープを自分は持っておらず、目眩しを
するよりも確実に仕留められた。
というものだった、躑躅森さんがこの件に余計な首を
突っ込んで来たのは置いといて、私はこの場合、
躑躅森さんの方が正しいと思っている。
鐵腸さんが手荒な手段を取ったのは確かだし
ロープとまではいかなくても骨を折る必要はなかった
骨を折らずとも私が電気ショックでもさせれば
後遺症もなくすぐに大人しくなっただろうに
正直早く切り上げて次の電車の前に昼食として
名古屋名物ひつまぶしを食べて帰りたかったのだが、
多分この喧嘩が終わらない限り昼食はない
「この前会った時もそう言ってましたよね!」
「あの時はあの時だ」
あ、真逆の既に知り合い、世界って狭いんだな
というかいつの間にか痴話喧嘩になってるのだが
「清水大尉はどう思う」
真逆の私に振るパティーンですか!?
時間もうそろそろ時間ギリギリなんだけど???
『末広上官、お時間が迫っています』
「答えてください!清水さん!」
お前も便乗するなよ、と思い乍らも問いかけてくる2人
これどっち答えても答えなくても私この先地獄なんだが
どうすれば良いと?
『私の意見ですか…一つ言うなら、痴話喧嘩するなら
他所でしてください。昼食の時間とっくに過ぎています
それに電車の時間も押しています』
私は淡々と答えた。普通にお腹空いたし痴話喧嘩の為に
巻き込まれ時間を押すなんて腹立たしい事この上ない
なので私は2人をこのキツい悪役顔で睨んだやった
時は金なりである
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みぃみゅ(プロフ) - レベさん» 素敵なイラストありがとうございます!!とても嬉しいです!しかもピースにウインクがとても可愛いです!隣に清水大尉と書いてあるのも素敵です本当にありがとうございます (11月16日 22時) (レス) id: 8fcc80a240 (このIDを非表示/違反報告)
ルヤン - こういう系統の作品初めて見ました!とっても面白かったです!頭良くて顔も可愛くてスタイル抜群で胸もデカい、その上異能も強くて料理上手なのに自分がモテる自覚が無い夢主(仮)は私も普通にイタいと思います。夢小説あるあるはヒロインに辛い過去があるという点です (10月12日 0時) (レス) @page43 id: ad9ddd5846 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - ふわぁぁぁ〜‼︎主人公のイラストがかわいいっっ‼︎ (9月3日 15時) (レス) @page49 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
密ひっちゃん(プロフ) - グッッ清水さんがかわちい… (9月2日 22時) (レス) @page49 id: e5b5f4c765 (このIDを非表示/違反報告)
レベ - https://object-storage.tyo1.conoha.io/v1/nc_dce4fe5fed964471a82788e7bb8f2386/drawtalk/illusts/21480/190966.png←清水ちゃんのイメ画です!これからも頑張ってください! (9月2日 9時) (レス) id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃみゅ | 作成日時:2023年8月7日 0時