夢主に振られたからって私に相談しないでください

第三十四話　銀行強盗 ページ41

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何故か起こってしまったご都合展開により

鐵腸さんと私で名古屋に任務に行く事になってしまった


普通の夢女子なら

キャー推しorイケメンと一緒にいれて嬉しー!

と言って喜んでいたところだと思う

ハッキリ言って私も嬉しい!!だってイケメンだし

普通に推しだから!!


だが一つ、問題があるとすれば

『末広上官、一つ聞いてもいいですか?』

「何だ」

『何故ここに来るまでの全ての木を斬り倒したのか

ご説明頂きたいです』

私は後ろにある倒れている沢山の木々や切り株を見る

「直線で目的地に向かうのが1番近い」

『成程、環境破壊も甚だしいですね』

なんてこったい、問題集のたかしくんも吃驚だよ

真逆道のりという概念を持たず、ここまで地球温暖化と

環境破壊を進めるとは、SDGs著者の国連もお怒りだよ


と言った天然具合である。


私の胃が心配だが、鐵腸さんは名の通り

猟犬最強の戦闘力を誇っている、今回の任務は

銀行強盗テロの逃亡犯、及び他容疑者の捕縛と鎮圧。

その銀行強盗犯は人質を車の中に

連れて逃亡中であると資料には載っていた。


その逃亡犯は他の銀行にてまたもや銀行強盗中だという

幸い今のところは死人は出ていないし人質もまだ無事

今は大丈夫かもしれないが急がないと死人が出る


「銀行を狙い、人質まで取るとは卑劣な」

そう言って鐵腸さんは怒っている。

今私達は銀行裏の森、先程の木を斬り倒す爆音で

気づいたのか、銃を持って出てくる男が数人出てきた

『末広上官、普通に木々を避けた方が良かったのでは?』

「…確かに」

確かに、じゃねーよ!この天然上官!!

「清水大尉、外の者達の捕縛を頼めるか」

『了解です。その隙に上官は制圧をお願いします』

「了解した」


私は下まで降りて、異能を使い乍ら他の人達を倒した

その後、タイミングを見計らった後鐵腸さんが

中に入っていき、犯人を取り押さえ事なきを得た

一つ難点があるとすれば…


「この人骨が折れてます!やり過ぎだと思います!」

夢主、つまり躑躅森さんが銀行強盗に

巻き込まれていたことだった。

否、巻き込まれすぎだろ某少年名探偵漫画の主人公かよ

そして銀行内に躑躅森さんの怒号が響き渡った


彼女が怒っている理由というのが鐵腸さんが捕縛の際に

犯人が暴れたので犯人の腕を折ってしまったらしい

そして躑躅森さんは血相を変えて激怒していた









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