第三十話 パルクール ページ37
＊
「うむ、楽しかったぞ!大義であった!」
『それは、良かったです…』
このくらいで大義なら今頃私は大佐にでも
なってるのだろうな…と思うが口に出すと確実に
殺 されるので口を閉ざす。私は思い切り異能を使えずに
走ってきたので息切れし、それを整える
「一体なんの騒ぎです?」
凛としていて落ち着いた梶◯貴さんの声は…!!
そう思い顔を上げると白い髪の先は赤く右耳に
鈴をつけた端正な顔立ちをした青年、条野さんだった
突然の推しの登場に驚いて心音を乱すが頑張って
整えようとする。
その後急いだように鐵腸さんまで出てきてしまった
「…副長がご迷惑をおかけしました」
条野さんは私の心音の乱れと��子さんのご機嫌から私が
��子さんに振り回された、と瞬時に理解してくれた
『いえ、お気になさらず』
そう言い、息が整ったので私は足を揃えて敬礼をすると
鐵腸さんと条野さんも敬礼をし返してくれた。
ヤバい、興奮過ぎて鼻血出そう((
「そういえば貴女はあの時の清水中将達の
娘さんでしたか」
そう言って顎に手を当て私の顔を覗き込む
推しが!認知してくれてる!覚えてくれてる!!
もうそれだけで私は死 にそうだった
『はい、現在清水A大尉として活動しております』
士官になるには2年弱必要で士官学校に入った際には
准尉という見習い士官から始められる。
そして私は准尉から滅茶苦茶頑張って飛び級し
大尉になれたのである。
「ほう、Aという名か」
そう言い��子さんは怪しげにニヤリと笑った。
その笑みを見て何か厭な予感がしたのだが、
それが見事に的中してしまった
「ては今日からお主は儂の玩具じゃ、
その代わり儂のことを名前で呼ぶことを許す」
その途端、私は拍子抜けしてしまった。
多分��子さんの言う玩具とは犯罪者にする拷問ではなく
先程のパルクールのことを指すのだろう
もっと酷いことを頼まれると思っていたので
思わず拍子抜けしてしまった
条野さんと鐵腸さんが何か言いかけ乍ら口籠もる、
多分私を庇おうとしているのだろうが、私は口を開いた
『承知しました。��子上官とお呼びしても』
「許す」
そう言い快活にくかか、と笑う��子さん
条野さんと鐵腸さんは私の真逆の反応にギョッと
こちらを凝視していた。
まあ、急に呼び出されたりした迷惑だが
この人は仕事中にそんなことをして迷惑はかけない
と思うからそこら辺は心配していなかった
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みぃみゅ(プロフ) - レベさん» 素敵なイラストありがとうございます!!とても嬉しいです!しかもピースにウインクがとても可愛いです!隣に清水大尉と書いてあるのも素敵です本当にありがとうございます (11月16日 22時) (
レス) id: 8fcc80a240 (このIDを非表示/違反報告)
ルヤン - こういう系統の作品初めて見ました！とっても面白かったです！頭良くて顔も可愛くてスタイル抜群で胸もデカい、その上異能も強くて料理上手なのに自分がモテる自覚が無い夢主(仮)は私も普通にイタいと思います。夢小説あるあるはヒロインに辛い過去があるという点です (10月12日 0時) (レス) @page43 id: ad9ddd5846 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - ふわぁぁぁ〜‼︎主人公のイラストがかわいいっっ‼︎ (9月3日 15時) (レス) @page49 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
密ひっちゃん(プロフ) - ｸﾞｯｯ清水さんがかわちい… (9月2日 22時) (レス) @page49 id: e5b5f4c765 (このIDを非表示/違反報告)
レベ - https://object-storage.tyo1.conoha.io/v1/nc_dce4fe5fed964471a82788e7bb8f2386/drawtalk/illusts/21480/190966.png←清水ちゃんのイメ画です！これからも頑張ってください！ (9月2日 9時) (レス) id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃみゅ | 作成日時：2023年8月7日 0時
