夢主に振られたからって私に相談しないでください

第二十話　ありえない ページ25

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『武装探偵社との合同任務、ですか?』

私は資料片手に目の前に座る上司に問いかける

「嗚呼、武装探偵社のことは知っているな」

『はい、軍や警察には頼らない荒事を専門とする

他の探偵社とは一線を画した組織ですよね?』

本当は漫画で知ったんだけどね


武装探偵社は正直普通の軍隊よりも強いし、

何よりあの名高い名探偵江戸川乱歩さんがいる

だから軍の協力はなくても大丈夫と思ってたけど

軍警との協力はないわけではないらしい、他のところも

武装探偵社と合同任務に行ってるところはあるけど

真逆私のところにも回ってくるとは

「そうだ、その資料には武装探偵社の社員の詳細が

記載されている、合同の者達には判子が押されている

当日までにその資料に目を通しておいてくれ」

『了解です』


私は自分の部隊に戻り、席に座り珈琲を片手に資料を

捲った。アニメ時系列的には第二期と第三期の間で

鏡花ちゃんが加入し、夜叉白雪をまだよく思っていない

時期だったと思う、デップルはまだだし

粗方の武装探偵社員基本メンバーは頭に入っているので

知っている人は飛ばしていったその中でとある1人に

目が留まり普通ならありえないが珈琲を

ぶちまけてしまった近くにいた部下にかなり

心配されていたがそれどころではない


なんっっっで夢主が探偵社に???

否、寧ろ懸念しておくべきだった、夢主の逆ハールート

なんだから軍警やポートマフィア等の場所に

所属するわけがなかったのだ。

あんなゆるふわ系夢主だから殺 しは多分無理そうだし

武装探偵社に所属するというのは王道だった。


私は口から吹き出した珈琲を部下から受け取った

ティッシュで拭き乍ら資料をガン見する。

夢主のプロフィールは現実ではありえないことで

いっぱいだった。


まず最初に、夢主体重軽過ぎな?詳しくは乙女の

プライバシーだから言わんけど十の位が3て…

高校の時お前バストFで身長160くらいあっただろ!

現実的にも物理的にも無理だわ、綿飴か!?

現実にいたら気持ち悪い皮と骨とガリガリの骸骨だぞ!?

胸も無理矢理寄せたとしか考えられないし

それは痩せてるとかスリムとかそういう次元じゃない!

栄養失調だよ!もっと食べな!?

それで何でこの写真は血行良くてそこそこ肉付き

あるの何で??いつも体重測定では夢主は軽い軽いと

言われていたのは知っていたが真逆ここまで軽いとは…

だが驚いたのはそこで終わりではなかった










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