第十二話 少し抜けている両親 ページ16
＊
『すいません、清水です』
「お久しぶりです、Aさんどうぞ通ってください」
『ありがとうございます』
なんであの人が私の名前を知ってるかというと
時々両親が今日の様に軍刀等を忘れてしまうのだ
この前は結構重要な書類だったし、
そろそろ学習してほしい、そのせいで初めは驚かれたが
今では認知されている。それに、来すぎて
ここの建物の内装はほぼ全て覚えている
ジッとしておいてほしいのに、外に出てたり
会議をしてたりするもんだからこっちとしては
気まずいしたまったもんじゃない、スパルタ訓練を
施しているがどこか抜けている、それが私の親だった
私はお母さんの仕事場に使っている部屋の前に
立ち、指を曲げ関節でドアをノックしコンコン、
と軽やかな音を出した。
『清水中将の娘のAです』
「入ってください」
笑いを堪えた様な、今にも吹き出しそうな
明るい母の声が返ってきた。
ドアを開けると父もおり、母は堪えきれなかったのか
吹き出して笑っていた
『巫山戯た心算ではあるけど笑いすぎ、あとお母さん
忘れ物多すぎおじいちゃんに怒られちゃうよ』
「ごめんって、けど面白くて…」
ふふ、と母は笑い肩を震わせる。
キツめの顔だが家ではおっとりした性格の母、
こんな母だが現場ではビシバシと指示を飛ばす
まさに女傑という言葉が相応しい人だった
「清水中将か…お父さんのことも呼んでくれるかい?」
『お遊びには特別手当を要求しますよ清水少将』
お父さんは少将という名前の位の通りお母さんよりも
くらいが低く、いつも母に尻に敷かれている
状態ではあるが昔は鬼軍曹と呼ばれる程
厳しかったんだという、今の父からは想像もできない
「Aはいつでも現金だなぁ」
『生きる上でお金は必要不可欠だからね』
これは元社畜であった私が身に染みて感じたことである
『じゃあ、私はそろそろ帰るね』
「あ、待ってA」
帰ろうとすると急に母に呼び止められたので
足を止めて私は振り返った
「今日ね特別な演習があるんだけど見ていかない?
今日はなんと猟犬の人達が来てるの」
猟犬?RYO・U・KEN・?猟犬ってまさかあの
特殊制圧作戦群・甲分隊の猟犬???
あの福地桜痴さんとかのいる猟犬???
『行く』
行くっきゃないでしょ!今は原作で言う四年前の
黒の時代っぽいから条野さんも入隊してる筈!
と思い、私は両親の提案に食い気味に即答した
＊
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みぃみゅ(プロフ) - レベさん» 素敵なイラストありがとうございます!!とても嬉しいです!しかもピースにウインクがとても可愛いです!隣に清水大尉と書いてあるのも素敵です本当にありがとうございます (11月16日 22時) (
レス) id: 8fcc80a240 (このIDを非表示/違反報告)
ルヤン - こういう系統の作品初めて見ました！とっても面白かったです！頭良くて顔も可愛くてスタイル抜群で胸もデカい、その上異能も強くて料理上手なのに自分がモテる自覚が無い夢主(仮)は私も普通にイタいと思います。夢小説あるあるはヒロインに辛い過去があるという点です (10月12日 0時) (レス) @page43 id: ad9ddd5846 (このIDを非表示/違反報告)
柚 - ふわぁぁぁ〜‼︎主人公のイラストがかわいいっっ‼︎ (9月3日 15時) (レス) @page49 id: b29d77ae47 (このIDを非表示/違反報告)
密ひっちゃん(プロフ) - ｸﾞｯｯ清水さんがかわちい… (9月2日 22時) (レス) @page49 id: e5b5f4c765 (このIDを非表示/違反報告)
レベ - https://object-storage.tyo1.conoha.io/v1/nc_dce4fe5fed964471a82788e7bb8f2386/drawtalk/illusts/21480/190966.png←清水ちゃんのイメ画です！これからも頑張ってください！ (9月2日 9時) (レス) id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃみゅ | 作成日時：2023年8月7日 0時
