夢主に振られたからって私に相談しないでください

第七話　孤立 ページ11

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地獄の修学旅行から数ヶ月後私は小学校を卒業し

中学校に入学した。勿論、夢主ともう会わないように

中学受験をして私は受かったのだが問題が発生した

「躑躅森華奏です!これから一年間宜しくね!」

なんで???私態々君の為に邪魔にならない様に

そのまま上がれる中学には上がらずに中学受験してまで

私違うところ来たんだよ?しかも結構遠いとこだし

難しいところなんだよ?なのになんでや

そういえばこの子頭は良かったんだった!鈍感だけど!


その後、話しかけるにしても夢主ちゃんの方が人気で

話しかける隙は一切できず、それでもって何故か

こんなところにまで来たので美香さんとも離れたので

私にすごい怯えている、まだ私が虐めているとでも

思っているのだろうか。

何故自分の首を絞めに行ってるんだろうこの子

躑躅森さんが怯えるせいで私が完全に孤立した

人気者に怯えられるとはこうも孤立するものなんだな…


孤立してから早数年小学校の時と変わらず

私は図書室に入り浸り、彼女はクラスの人気者

それでいて小学校と変わらず3年間同じクラス

もうこれ運命じゃない?っていうくらい何故か毎年毎年

同じクラス、アレか、小説の力的なアレか


そして高校でも何故か同じ高校に入学し、小学校や

中学校で緩かったカースト制度がグンと強くなったので

躑躅森さんはカースト最上位に位置していても

怯えられていると鈍感で私が肩身狭い思いをしている

ことも自分がモテていることにも気づいていない、

ていうか鈍感というよりもうここまで来たらアホだろ、

普通に入学から数ヶ月後あの可愛い容姿なら告白も

すぐだろうと思っていたら真逆の公開告白で

私も窓の近くから傍観していた

好きだ!付き合ってくれ!っていう上級生の人に

いいですよ!どこにですか?って応えた時は

窓から落ちるかと思った。

否々、思いきり今好きって言われたのにどこにって

言っちゃう脳内よ、“好き”のところだけ聞こえないって

云うのか?難聴過ぎる、耳鼻科行ってこい


だがその告白のせいで上級生の人達に本格的な

嫌がらせ…もとい虐めを受けるようになった

そしてなーぜか私のせいになる、そのせいで

躑躅森さんに怯えられてまーた孤立する何故全ての

厄介ごとを私に直結させるのだ躑躅森さん


そんな最悪な高校生活を過ごして一年と一寸、

蒸し暑い夏真っ只中の八月私にとって最も地獄となった

事件が発生してしまったのだ









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