歴史を守る為には... (ページ6)

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第二話ページ6

朝露『また歴史の改変されようとする動きを主殿が感知しました』

審神者「天正十年、六月二日へ行ってくれ」

その言葉を聴いた三日月は年号を聞いて場所を特定する

もちろん、敵の目的までも

三日月「場所は京、本能寺...敵の目的は、織田信長...か」

朝露『流石は三日月殿ですね。その通りでございます』

審神者「...さすが三日月。察しが早い」

そんな二人の言葉を静かに受け取り、答えを静かに返す

三日月「...長い付き合いだからな」

審神者「編成は決めてある...しかし場所が場所だ。行かせたくない者もいるのだが...」

審神者は声を少し曇らせる

その審神者の心情を感じとった二振りは

三日月/朝露「『主/主殿』」

三日月「皆、これが初陣ではない」

朝露『気遣いは無用ですよ』

その言葉を聞いた審神者は

安心したかのような声に戻る

審神者「そうか...度々ですまぬが、頼むぞ三日月。朝露」

三日月/朝露「『ああ、わかった/かしこまりました』」

審神者「本能寺から信長を逃がし、歴史を変える。それが今回の奴らの狙いだ...

頼んだぞ、三日月。朝露」

朝露『主殿。加藤に任せておきます。何かあれば加藤を呼びつけて下さいませ』

審神者「わかった。それでは頼んだぞ」

審神者部屋を出た三日月と朝露

三日月「朝露。現状、主の事について気付いている者はおるか？」

朝露『おりませんな。加藤や椿も気づいておりませんからな』

三日月「お主にも色々苦労をかける。今回の出陣も俺のさぽーと、頼む」

朝露『何を言いますか。あなた様とは長い付き合い。苦労なんて慣れっこですよ。サポート、任されました』