薙刀の刀剣女子はある人と夫婦刀のようです (ページ8)

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かくれんぼをしていたのですがページ8

水面切サイド

かくれんぼをしています

隠れる場所を探しているのですが...

水面切『十秒じゃ、足りない...』

走って裏庭には来たのですが...

既に十秒は経っています

「小夜、見つけた！」

「見つかったね」

「包丁、見つけましたよ！」

「え！？嘘！」

声が此方に近付いてきている

ど、どこに隠れましょうか？

回りを見渡してみると、物置きがありました

物置きの後ろに隠れる事にしました

物置きの後ろに回った時

ズボ

水面切『え？えぇぇぇぇ』

ズボという音がしたので下を向いたら

穴に落ちてしまいました

水面切『だ、大分深い...ですよね』

見た所、6メートル位の深さでしょうか？

立ち上がろうとしたのですが

水面切『いたっ』

足首が酷く痛い。どうやら、着地に失敗してしまったのでしょうね...足首を怪我したようです

誰かが気付いて助けにきてくれるのを待ちますか

え？声を出して助けを呼べば早いだろうって？

私は大声を出す事が苦手なんです

そもそも、大声が出ないのですよ

「あれ？こっちには居ないのかな？」

「あとは、水面切さんだけですよ」

「あっちにかくれたんですかね？」

「あっち、探そう」

あ！短刀君達が探してくれているようですが...

私のはまった穴のある物置きの後ろには気付かなかったようですね

早く見付けて貰えないでしょうか...

気付いたら眠っていたようです

穴の中から上を見上げると、空はオレンジ色に染まっていた

水面切『夕方になっている？』

大分時間が経ってしまったようです

もし...誰にも気付かれなかったら...

また...長義様に会えなくなるのですか...

水面切『気付いて下さい...１人ぼっちは...もう嫌なんです...』

私の目から涙が流れ出た