この人が大将なの? ページ4
しばらく、いち兄と今までの事を話した
織田家であった面白かった出来事、悲しかった出来事、海に捨てられるまでの全部を・・・
その話をいち兄は黙って、静かに聞いてくれた
話し終わると、いち兄は僕の頭を優しく撫でて
一期「辛かったね。良く、ここまで頑張ったね。偉いよ」
椿『///もう、子供じゃないよ』
ドンドンドン
廊下を大きな音をたてながら、誰かが近付いてくる
すると、いち兄は僕を後ろに隠す様な仕草をした
椿『いち・・・兄?』
一期「今は、後ろにいなさい」
その声はさっきまでの優しい声ではなく、暗い声だった
やがて、襖が開く音が聞こえる
千秋「おい!一期一振!勝手に鍛刀しただろう!!」
一期「一体何の事でしょうか?私には分かりませんな」
千秋「分かっているだろうが!!資材が減ってんだよ!それに、お前の後ろに新しい霊力があるから分かるんだよ!」
僕はいち兄の背中から顔を少し出す
なんか、横幅があって不細工な人だった
その人は、僕の存在に気付くと気味の悪い笑みを僕に向ける
千秋「へぇー。女か。一期、後ろの餓鬼を寄越せ」
一期「嫌ですな。この子は私の妹。どうしても欲しければ、私を倒してからにして頂きましょうか。あ。私は本気でやりますからな」
その言葉を聞くと、人は何も言い返さない
そのまま、少し機嫌を悪くして部屋から出ていった
僕はこの人が嫌いかもしれない
霊力が嫌だし・・・言葉では説明出来ないけど、凄く嫌な気配があった
いち兄は僕を強く抱き締める。あまりの事で僕の目は点になっていたのかもしれない
椿『え!?いち兄?』
一期「お前だけは、絶対に守り抜くから。だから、心配しないで欲しい」
この言葉の意味が良く分からなかった僕は
不思議に思った
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まゆみ - 面白かったです!前回のほうもいつかしたら見にいきます!(いつかしたらよ) (2019年4月13日 17時) (レス) id: d4ac2eaa92 (このIDを非表示/違反報告)
時雨鳴音(プロフ) - 三味線さん» ありがとうございます。治ってきていますのでしっかり更新しますね! (2019年3月5日 16時) (レス) id: b611b0dcce (このIDを非表示/違反報告)
三味線(プロフ) - 風邪大丈夫ですか?更新頑張ってください。 (2019年3月5日 14時) (レス) id: 2156177a50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨鳴音 | 作成日時:2019年1月15日 23時