薬研の双子刀は刀剣女子 2

修行3 ページ28

本能寺の変が起きて

光秀様はずいぶんと追い詰められていた

僕は隠れて見ているだけ

刀としての僕は光秀様の最後を知らない

本能寺の変が起きてすぐに

光秀様はどういう訳か、刀だった時の僕をガラシャ様に届けるように兵士に任せたから

今日...光秀様がﾀﾋぬって考えるのが怖いけど

僕はしっかり見届けるよ

兵士「光秀様！お早くお逃げ下さい」

光秀様達が落ち武者狩りにあっている

光秀様だけでも逃がそうと

兵士達は戦ってる

だけど

光秀様は逃げようとしなかった

光秀「ここで逃げては、わしの謀反で亡くなった信長様に顔向け出来ぬ！それに、娘にもな！」




最後まで...

光秀様は、光秀様だったんだね

さてと

帰る準備をしながら、手紙を書かないとね




【三通目】
光秀様の最後をしっかり見届けたよ
僕が見る事の出来なかった最後

可笑しいな...涙が止まらないんだ
僕は光秀様の事が嫌いだったのに...
光秀様の全てを見たら変わったんだ
光秀様が信長様を信用出来なくなったのはさ
年のせいで捨てられるのが怖かったんだよ
僕も捨てられるのは怖いって知っているから

ようやく、僕なりの整理がついたよ
そろそろ帰るね。僕は、大将を守れるようになったから

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