悪魔の王様 (ページ7)

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1日の終わりを告げるチャイム。

と同時に鞄を取り、人生最大の速さで荷物を詰め、

教室を出る。

ダッシュで生徒会室に着き、ノックをして入ると

？¹「あれ、女の子じゃん」

？²「どうした？俺らになんか用？」

？³「これから会議なんだよね」

わっ、ハーフにガタイのいい人に色白くんが居る。

あたふたしてると、後ろから何やら楽しそうな声が。

樹「はははっ！北斗何考えてんの！笑」

北斗「うるせぇな。笑」

後ろを向くと、そこには楽しそうに笑ってる彼の声。

ああっ、あんな風に笑うんだ、……可愛い。

不覚にもそう思ってしまった。

？³「ねえ、聞いてる？なんか用？」

…にしても生徒会の人達って辛辣だな。

とか思ってるとあの2人が到着。

樹「 Aちゃーん来てくれてありがとうね

きょーも。女の子には優しくしてあげて？」

「中田A、か。」

と私の名前を呼ぶ色白くん

「ごめん、名前しか知らなくて。俺、3年の京本大我。
好きなように呼んで。まあ、俺の方が先輩だけど。」

『中田Aです、私も呼びやすいように呼んでもらって大丈夫です、よろしくお願いします…… 』

「 Aね。よろしく。」

『えっ、あっ、こちらこそよろしくお願いします…(照) 』

「照れてんだ、可愛い」

ダメだ、甘すぎる。蕩ける。

京本先輩ってこんな人なんだ、、田中樹と互角か？

樹「きょも、これ以上 Aちゃんを口説かせる訳には行かないよ」

大我「はいはい、会議するんでしょ」

あれ、意外とすんなり引っ込んだ。

分からない、掴めない人だな。