悪魔の王様 (ページ50)

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慎太郎「 Aちゃん…… 」

『 ……北斗くん、酷いよ、(泣)

北斗くんの時だけ、狡いよ……(泣) 』

フラれたみたいで、捨てられたみたいで、

私の心はボロボロで、泣いてしまった。

ジェシー「 …Aちゃんは北斗のこと、支えてあげてたのに、」

『捨てられるって分かってても、いざ目の当たりにすると、結構きついねこれ、笑』

なんて笑ってる場合じゃないけど、

こうでもしないと私の涙は止まることを知らずに溢れてくるから仕方ないよね、

樹「 Aちゃん、無理に笑うなよ、」

『ごめんね、、みんな協力してくれたのに、』

岩本「俺らはいいけど、中田このままでいいの？」

『良くない、良くないけど……私にはどうすることも出来ないよ… 』

慎太郎くんが気を利かせてくれて、このままここに居ても辛くなるからって皆で一緒に帰ってくれた。

……私じゃ北斗くんは物足りなかったのかも、

ごめんね、楽しませてあげられなくて、

家に帰って泣きじゃくって、しばらく時間が経った時、

私の携帯が鳴った。電話だ、、誰だろう、

〔もしもし？？〕

〔ああ、おれ。大我だけど〕

〔京本先輩？急にどうしたんですか、？〕

〔どうしたも何も、A、北斗と距離置いてんでしょ。樹から聞いた。〕

ついに、京本先輩まで、このことが伝わるだなんて、、、

……私たち、仲直りできるかな、？

……私たち、もう一度やり直せるよね、？