悪魔の王様 (ページ47)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:84,834 hit

#47 ページ47

『北斗くんも、あの子もお互いものすごく楽しそうだった。』

樹「 Aちゃん？それは幼馴染であって…『私には分かる気がするの。』

『所謂、遠距離恋愛みたいな感じ。

ほら、幼馴染だったらさ、小さいし、" 大人になったら結婚しようね " みたいなのよくあるじゃん。

それがいつしか本気になって、お互い好きになって、

なのに、どちらかが仕事の関係でどこか遠くに行っちゃう。

でも、忘れかけてた頃にその子が帰ってきたの。

一目で小さい頃の思い出がフラッシュバックして…って。

きっと、2人もこんな感じだったりするんだよ、案外。』

慎太郎「 Aちゃん… 」

『仮説に過ぎないけど、お互いが好きなのは見て取れるよ。』

ジェシー「 Aちゃん、確かにそれが本当だったとしても、このまま北斗と話さずに距離置くつもりなの？」

『 …北斗くんも、北斗くんだもん。

幼馴染の思い出を忘れるなんて、(笑) 』

ダメだ……考えれば考える程、頭がおかしくなる。

どんどん、涙が溢れてくるよ…、

『私は北斗くんの埋め合わせかもね… 』

岩本「中田、北斗がそんな奴に見える？」