悪魔の王様 (ページ43)

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#43 ページ43

北斗「 A、違うんだ、これは…『もういいよ。』

『北斗くん、やっぱり今までのは嘘だったんだ。

未だに私の事騙してたんだ。

ねえ、そろそろ恋愛(ゲーム)辞めない？』

「 A、話を『もうやめてっ！ …私と関わらないで、お願いだから…っ。』

嫌で、悔しくて、辛くて、ぐしゃぐしゃな私はこの場を去るしか無かった。

廊下を走って、教室に行って平然を装った。

そのまま授業を受けた。

私は彼に裏切られた。今までの行動は全部嘘だったんだね。見損なったよ、北斗くん。

思い出すとやっぱり辛くなって授業をサボってしまった。

保健室に行ってもゆーごくんは居ない。

話し相手が居ないから屋上に行った。

生徒会の人はみんな持っている学校の鍵で屋上に入った。

屋上に行けば、京本先輩が居て、いつも話してたっけ、、

けど、京本先輩は卒業しちゃって居ない。

居た人が居なくなるってこんなに辛いんだ、

空を見上げながら一つ、また一つ、溢れる涙。

「あれ？……Aちゃん？？」

『 ……慎太郎くん、？どうしてここに？』

「俺もサボりたくなって、これ使って来ちゃった、笑」

チャリンと私に見せてきた私と同じ鍵。

鍵閉めても持ってる人には開けられちゃうんだった。

「俺でいいなら、胸貸すよ。」