悪魔の王様 (ページ3)

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#03 ページ3

「田中樹」

『あっ。』

「その顔は俺の事知ってんね」

田中樹。

学校一のチャラ男って噂の男。

って私噂話しか持ってない……情けない。

「 Aちゃんの噂話も聞いてっし、噂通りの子だね。」

噂通りの子…？？

えっ、私噂されてんの、、？

っていうか名前呼びだし、、

『 …噂される程、私ってやばいですか、？』

「ああっ、俺らの中でね」

『おれ、ら…… 』

「まあ、近いうち分かるよ」

と言うと、どこかへ行ってしまった。

その時、授業の予鈴が鳴り、慌てて教室へ戻った。

自席に座り、考える。

“ 俺ら ” とは彼を含んだ、誰の事だろうか。

それに、何故、私の名前までバレてしまったのか。

不思議でいっぱいだ。分からない。

授業中も脳の片隅でうろちょろしている為、

全然集中出来なかった。

予鈴がなり、お昼休みの時間になったので食堂へ向かう。

すると、校内放送が入った。

《 2年2組の中田、今すぐ生徒会室まで来るように》

…はい？？？

私生徒会に入ってないんですけど、

何かの間違いでは？

と思うけど、名前を呼ばれたが為に皆の視線が

こちらの集まる、気まづい……

生徒からの〘行けよ〙みたいな目が怖いのよ

しょうがないから仕方無く、仕方無くね。

行かせてもらいますよ。

何も買えず、食えずのまま生徒会室に行った。