別に､好きだけど｡

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｢で､話って何｣



着いた所は､人目につかなさそうな2号館の階段｡そこは定番の校舎裏とか裏庭だろって思ったけど言わないでおいた｡



｢お､俺……春日さんが好きなんですっ!!｣



あ､うん｡だからどうした｡

冷たい?知ってる｡



｢だから僕と……僕と付き合ってください!!｣



｢……ごめん､貴方のこと全っ然知らないし､そんな人と付き合いたいとも思わない｣



｢じゃあ友達からっ｣




鬱陶しいな､こいつなんなの?友達から?なんで興味ない奴と友達にならないといけないわけ｡私の身になって考えてみろよ｡



｢しつこい人間は嫌い｣



そう吐き捨てると､目の前のイケメンくんはどんどん眉に皺がよっていった｡



なんだ喧嘩か?私そんな強くないからお断りしたい｡

国見にパワーゴジラとか言われたけどそこまで力強くないし､それに右手の握力21だったりするし｡

……弱いなぁ自分｡





｢……やっぱ国見が好きなの?｣



｢おい､なんでそうなる｣



｢やっぱり国見が好きなのか……!!｣




人の話を聞け(白目)

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