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私の合図と共に弔君はイレイザーヘッドに攻撃を仕掛ける。
死「23秒」
『左！』
死「24秒、20秒」
『こっち来る！引っ張られる！お腹っ！』
2人の速さに必死に食らいつく。
なんとか弔君のサポートをする。
死「無理をするなよイレイザーヘッド」
イレイザーヘッドも最初よりだいぶ動きが遅くなってきている。
長期戦向きではない個性。
ヒーローだからこそできる勇気ある行動。
そんな行動が臆病で弱い私には眩しすぎた。
死「ところでヒーロー、本命は俺じゃない。」
バギッ！！！
『……』
見慣れている光景。
でも見慣れない光景。
私の役目はとりあえず終わり。
目を背ける。
黒「死柄木弔！1名逃げられました。」
死「……は？」
1名逃げた…！？
って事はプロヒーローを連れてくる…
に、逃げなきゃ…
死「A大丈夫だよ。さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わない。今回はゲームオーバーだ。帰ろっか。」
良かった…早く帰ろう。
死「けどごめんねA。その前に平和の象徴としての矜恃を少しでもへし折って帰ろう！」
そう言った弔君は近くで見ていた生徒の元に行き女の子に触れる……が弔君の個性は発動しない…。
死「…本っ当かっこいいぜイレイザーヘッド！」
その瞬間男の子の生徒が弔君に襲いかかる。
この人…はやい！！
死「いい動きをするなぁ…」
バンッッッ！！
『っ！？』
オ「もう大丈夫私が来た」
死「あー…コンティニューだ。」
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作者名：とうふ。 | 作成日時：2021年6月4日 22時
