うららかだ ページ19
私は今、泣きながら緑谷さんの治癒をしている。
『うぅ…ぐす…緑谷さん…死なないで…』
緑「いや、死なないよ！！」
リ「あんまり個性使いすぎるんじゃないよ！あんたまだ使い慣れてないんだから！」
『で、でも…』
緑谷さんの手術を手伝うと聞かない私をリカバリーガール先生は背中を押し部屋から追い出す。
仕方なく会場に戻るとちょうど爆豪さんと切島さんの試合がやっていた。
麗「あ！Aちゃんおかえり！って目どおしたん！？」
『お茶子ちゃん…緑谷さんの手術私じゃ力不足で手伝えなかったです…』
私は自分の羽を2枚取り個性で冷たくして目に当てる。
蛙「Aちゃんの個性って何かと便利ね」
『でもまだまだ使いこなせないので…この試合も見たいですけどちょっと目を休めます！』
麗「うん！そうしな！なんなら寝ててもいいよ！今日いっぱい治癒して疲れとるやろ！」
お茶子ちゃんは私の膝使って！と優しい笑顔で言う。
あぁ…うららかだ…ｷｭﾝ
お言葉に甘えて私はお茶子ちゃんの膝を借りてすぐに眠ってしまった。
自分では気づかなかったけど個性の使いすぎでだいぶ疲れていたみたいだ…
__________
爆「おい！羽女いるか？」
芦「爆豪！お疲れー！Aちゃんなら麗日の所で寝てるよ！」
爆「あ゛？寝てる？」
芦「体育祭開始からずっと皆の治癒してたから個性使いすぎで疲れちゃったみたい！」
爆「…ﾁｯ」
芦「え！？用があったんじゃないの！？良いの！？」
爆「っるせぇ！！もういいわ！」
爆豪は持っていたお茶を開け飲み干した
芦(あれもしかしてAちゃんにあげようとしてたのかな…？)
爆(ﾁｯさっき俺の事治癒した時顔色が少し悪かった…できねーくせに無理しやがって…)
爆「おい！黒目！あいつに俺の試合はしっかり見ろって言っとけ！！」
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作者名：とうふ。 | 作成日時：2021年6月4日 22時
