勝己くんを守らせてください！！！（ヒロアカ） (ページ17)

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エンデヴァーと焦凍ページ17

私はヒーローエンデヴァーを知っている。

小さい頃両親がサイドキックをしていた人がエンデヴァーで家族ぐるみで仲が良かった。

エ「A久しぶりだな。」

『お久しぶりです。』

さっきの轟さんの話を聞いてしまったから、何だか凄く話しずらい…

初めて会った時から冷たい目をする人だとは思っていたけど前よりもさらに鋭い目線が私の方に向けられる。

エ「お前今焦凍と同じクラスだそうだな。あいつどうだ？」

『えっと、私の事は多分覚えてないんだと思います…目も合いませんし。』

ハハっと苦笑いをすると壁に寄りかかっていたエンデヴァーがこっちに近づいてくる。

轟「なんで親父とお前が一緒に居るんだ？」

『あっ…轟さん…』

声がする方を振り返ると怖い顔をした轟さんの姿
が。

エ「焦凍、醜態ばかりだな。」

轟さんはそんなエンデヴァーさんを無視して私の手を引っ張り私は轟さんの後ろに隠れる形になる。

エ「左の力を使えば、圧倒できたはずだ、いい加減子供じみた反抗はやめろ。お前は兄さんたちとは違う最高傑作なんだぞ！」

轟さんが私の腕を掴む手に力が入る。

『あ、あの！』

エ「なんだ」

『最高傑作とかそう言うのは分かりませんけど、エンデヴァーさんの炎と轟さん、焦凍さんの炎は全然違います。』

エ「ハッそんなはずはない。焦凍が持つ左は俺の個性だからな。」

『今のエンデヴァーさんの炎は凄く強そうです。熱くて近づくことも出来ない。でも、焦凍さんの炎は熱いけど、どこか優しくて近づきたくなる炎でした。』

轟「お前、俺の左の個性見た事あるのか？」

『小さい頃、何度か轟さんの家に遊びに来たことあります。焦凍さんとも沢山遊びましたよ…』

私がそう言うと轟さんは思い出したかのように目を見開く。

エ「優しい炎だと？くだらん。とにかくお前は左を使わなければ今後すぐ限界が来るぞ。」

轟「うるせぇ…戦いでテメェの力は使わねぇ。」

轟さんはそう言って会場に向かって行ってしまった。

轟さん、大丈夫かな…。