いつもの日常 ページ2
死「A今日も俺を守ってくれてありがとう。」
『お礼なんていいよ。弔君を守るのが私の役目だもん。』
弔君の目を真っ直ぐ見て私はそう言って微笑んだ。
そんな私を見て弔君は人差し指を浮かせて、優しく私の頭を撫でる。
先生「弔、Aおかえり。」
テレビから︎︎ ︎︎ ︎︎��︎︎先生︎︎ ︎︎ ︎︎��︎︎の声が聞こえる。
『先生！ただいま戻りました。』
先生「あぁA。今日も弔を守ってくれたんだね、良い子だ。僕も弔も君が居てくれてとても助かっているよ。」
『ありがとうございます。それで、先生がこないだ言っていた特大イベントってなんですか？』
私はテレビ越しに先生に話しかける。
先生は特大イベントがあるから協力してくれる仲間をできる限り集めるように数日前から私と弔君に指示を出していた。
死「先生が言うから仕方なく戦ってまで仲間って奴を集めたけど？」
弔君はダルそうにバーカウンターの椅子に座り黒霧さんが出してくれた飲み物を飲む。
先生「平和の象徴。」
『っ！』
死「…あ？」
平和の象徴。そう先生が口にした瞬間空気が凍りつく。
私達が最も恐れるもの。
先生「彼は5年前私が付けた傷でかなり弱っているはずだ。そして今はなんと雄英高校の先生をしているそうじゃないか！」
黒霧さんが何も言わずに新聞を弔君に渡す。
先生「私がこの前送った脳無。これはオールマイト並のパワーを持っている。この意味、君なら分かるよね？」
その言葉に弔君はニヤリと笑って私の方を見る。
死「見たかコレ？教師だってさ…」
彼はとても楽しそうに、不気味に笑い、新聞をまだ見ていない私に見せてきた。
『っ！』
死「なァ？どうなると思う？平和の象徴が、ヴィランに殺されたら。」
真っ直ぐ私の目を見てそう言い放った。
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作者名：とうふ。 | 作成日時：2021年6月4日 22時
