賢者が創った眷属くん 。

堕天使 ページ27

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── 美味い



想像以上だ 、何千 何百年と無駄に長く生きてきた中でもこんな美味いの喰った事がない



甘く口の中で溶けるような何処か癖になる味だ



キャンディ マシュマロ クッキーやチョコレートなんかよりも断然甘い筈なのに全く胸焼けを起こしそうにない



ｽﾞｽﾞｯ と血を啜りながらAを盗み見ると 瞳は見えないが 頬を紅潮させ唇を強く噛み 、俺が吸うことで生じる快楽に耐えている



それを見て俺の中にもナニかキた 。今コイツをどうしようと俺の勝手 、このままもっと快楽を与え続けて快楽死させようと 絶妙な快楽で焦らそうと 、そう考えるとより一層気分が昂る



嗚呼 ... もっと もっと もっと欲しい 、こんなんじゃ足りないと本能が叫んでいる



だがこれ以上吸えばコイツが暴走するリスクが高くなるだろう





う「 ﾌﾟﾊｯ ... あー うっま 、もっと欲しい 」



『 はっ ... はぁっ ... もー むり ... 』





力の抜けた身体をどうにか壁伝いに立ち続けようとするA



それをすぐ近くにいた坂田が支えた





坂「 おっ 、と 危ないなぁ ... Aだいじょーぶ？？ 」



『 おま 、えの せい ... だろーがぁ 』





後ろから抱き締めるように支えてきた坂田を離そうと力を入れているのだろうが全くと言っていいほど意味を成していない 。



それどころか 坂田はより強く 、万が一にもAが逃げられないようにしているように見える 。


それに加え 、先程 単に支えた時とは一変し 、獲物を見るような瞳をAの頭上から向けていた 。





坂「 へぇ 、主に向かってそんな口利くんか ... 悪い子やなぁ 」





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