最強呪術師は子持ち

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夏油傑が村の住民を殺して呪詛師となって数日後、五条悟は本家に呼び出されていた。



実は夏油傑の事件があってからの呼出しは2回目で、五条は内心うんざりしていた。前に呼び出された時は上の連中らに夏油のことで散々叱咤されたし、夏油に対する暴言もそこらじゅうから聞こえてきた。






嫌々本家に赴くと、五条が幼い頃使っていた子供部屋に案内すると、使用人が言った。






五「なんで子供部屋？」


使「申し訳ありませんが、
　 わたくしは知らされておりません。」






五「‥ふーん」




子供部屋に近づくにつれて五条は違和感を感じていた。

どんどん強力な結界に近づいていくのだ。





屋敷全体に強力な結界が張られているのだが、その中でも圧倒的に強い結界で一体何人の力で張られた結界なのか分からない。




そしてその結界の中に呪力を感じる。


多くはないが決して少なくない量の呪力を。

　

#2→

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