帰りの送迎 ページ6
{ユズヒコside}
藤野「悪ぃ悪ぃ遅れた〜!」
ユズヒコ「遅せぇよ
早く行かねぇとバス間に合わねぇだろ!?」
藤野「お、おう!
急ごうぜ!!」
ブッブッーッ!!
ユズヒコ「あ〜···行っちまった···」
次のバスは···
ユズヒコ「げっ
30分後かよ···」
藤野「俺、母ちゃんに買い物に付き合えって言われてんだけど···
遅れたら···怒られる!」
ユズヒコ「俺も···」
最悪だ···
歩いて行っても間に合わねぇし···
『ユズヒコ?
何してんだ?』
ユズヒコ「?
あっ!
兄貴!?」
兄貴がバイクに乗って声をかけてきたのはいいんだけど···
もう1台のバイクに乗ってる人は···誰だ?
「何?
あれ、お前の弟?」
不知火「そっ
んで?
何してんの?」
ユズヒコ「え···?
か、帰りのバスに乗遅れちまって···」
不知火「あ〜、成程
んじゃ、バイトに行くついでに近くまで送ってやるよ」
ユズヒコ「えっ!?
良いの!?」
藤野「バイクに乗るなんて初めてだ〜!」
藤野の奴は先に兄貴の隣の人に駆け寄る
不知火「光将(こうすけ)、ユズヒコの友達を乗せてやってくんねぇか?」
光将「いいけどよ
後でなんか奢れよ?」
不知火「分かった」
光将「んじゃ、乗りな」ニカッ
藤野「ありがとうございます!」
俺は兄貴の後ろに乗った瞬間、頭にヘルメットを被せられた
不知火「被っとけ
一応、安全運転に進むからよ」
光将「んじゃ、行こうぜ!」
不知火「おうよ!」
ブロロロロロロロロッ!!!!!!!!
兄貴のおかげで俺らは怒られずに済んだ
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