プロローグ ページ2
とある国でガープはその国で大暴れしていた海賊共を捕えてる為に来たのだがどういう訳か海賊共は干からびて死んでいた
ガープ「···死んでおるな？」
「コイツら···血が無くなってる!?」
海兵の一人がそう声を上げるとガープがその場を離れようとした時だ
ｸﾞｲｯ
袖を引かれ視線を向けると···
ﾁｮｺﾝ···
小さな蝙蝠のような翼を生やした少女がそこにいた
ガープ「···子供？」
「？
じいじだァれ？」ｺﾃﾝｯ
首を傾げてガープを見上げる幼き少女の口からは小さいながらも牙がキラリと光った
「が、ガープ中将！
そ、その子供は···きゅ、吸血鬼の子供では···!?」
そう怯える海兵だが幼い少女はガープの袖をしっかり掴んで離しそうにない
ガープ「お前、親は？」
「？
ママ？
···ママどこぉ···？」ｳﾙｯ
少女は周りを見回して親がいない事に気付いて今にも泣きそうになる
ガープ「おい、船の準備をしておけ」
ガープがその子供の手を離そうとすると···
「やぁーーーーーーーっ!!!!
チィをひとりにしないでぇーーーーーー!!!!」ﾋﾞｪｪｪﾝｯ
少女は泣きながら袖を強く握った
ガープ「分かった分かった！
泣くんじゃない!!
······親が居ないなら···ワシの孫になるか？」ﾆｺｯ
ガープは少女を抱き上げて笑顔で言うと少女は涙を拭きながら「···いいの···？」と涙目で聞く
ガープ「安心しろ！
ワシが何とかする！」
そう言い少女を抱きしめ背中をポンポン叩くと安心して少女は眠りについた
そして、ガープは軍艦で本部である【マリンフォード】へと向かうのであった
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