ユラテの涙2nd【ルパン三世】 (ページ4)

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気づきページ4

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「えっ」

「えって何よ。マフィアから狙われたのも、アジトに毒を流されたのも、そうでなきゃ辻褄が合わないじゃない。＿＿＿むしろ何だと思ってたの？」

「また別件の……ちょっと変わった体質が何かダメだったのかなぁって」

「無知な女神ってこの事ね。呆れた。体質ってなぁに？」

「ええと、涙が水に落ちると石に変わります。でもダイヤとかそういうのじゃなくて質の悪い琥珀みたいな石で……持つと強くなるとか若返るとかそう言うのも特には……」

不二子さんは落胆したような、期待が外れたみたいな顔をして「何よぉ」とがっくり肩を落とした。そう、この反応が妥当だと思うのだ。

妙に興味を持ったルパンさんとか、今まさにこんな事になっている現状なんかが分からない。

「もー、珍しいけどそれならブリクの方がよっぽど使える体質じゃない。

あの男、効かなかったの私特製のお薬が。象でも数日倒れる位強い痺れ薬、口に直接ブチ込んであげたのに「フム」の一言で飲み込んでケロッとしてたのよ。それで裏切りもバレてこんな事、……に？」

言いながら何か気付いたみたいに、不二子さんは此方を改めて見た。もう出せるネタは無いです期待外れでごめんなさい。

体育座りでもしようかと思った矢先、先程とは違った鋭い声色で質問が飛ばされる。

「ユウちゃんアナタ、毒の撒かれたアジトに居たのよね？そして近くにいたゴジラでも殺せなさそうな2人は毒が効いた」

「……は、い」

「自分だけガスマスクでも持ってたの？」

「え？いやいやまさか！ってあれ？」

今更の事に思い至って私はハッと息を呑む。不二子さんはいよいよ呆れと疲れを色をその顔に滲ませた。今気付いたの？と言わんばかりに。

「＿＿＿毒、アナタも効かないのね」