story-9- ページ9
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｢あﾞ？何だよ、お前｣
｢出来損ないの肩持つのか〜？｣
｢やっちまおうぜ！｣
｢Aちゃん……！逃げ……て！｣
逃げないと、こいつら、君の事、殺すつもりだよ！
強いんだ。悔しいけど、こいつら強いんだよ。
だけど、Aちゃんは、
俺の思っていたより、
ずっと強かった。
｢かは……っ！｣
イチジもニジもヨンジも、凍り漬けにされた。
全身傷だらけの痛々しい姿が、そのまま氷になっている。
『死んじゃいないよ』
そう言って笑いかけてくれたAちゃんは、
いつもの優しいAちゃんだった。
｢何で、助けてくれたの？俺は………出来損ないなんだよ……｣
馬鹿だな。自分で言って、勝手に悲しくなって。泣くなんて。
何で俺は、こんなに弱いんだろ。
『馬鹿だなァ､サンジ君は。君が出来損ないな訳ないじゃん』
ギュッとAちゃんに抱き締められる。
Aちゃんは、雪女だからか、冷たいけど、
温かかった。
『君は、優しい人だから────』
″幸せになりなさい″
その言葉に、俺は声を上げて泣いた。
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yone(プロフ) - ありがとうございます！じゃがりこおいしかったですか？w (2019年9月12日 16時) (
レス) id: f93aa7129f (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ＆チェリー - 何故に泣かせてくる？じゃがりこ食いながら泣いたぜ。 (2019年9月12日 16時) (レス) id: ced51d468f (このIDを非表示/違反報告)
yone(プロフ) - ありがとうございます！ちょっと短すぎたかなと思っていたので嬉しいです！ (2019年8月28日 7時) (レス) id: f93aa7129f (このIDを非表示/違反報告)
時々雨(プロフ) - コメント失礼します。短くも心にくるお話でした。悲しくもあるけれど何だか心があったかくなりました！サンジくんの幸せな姿は天から見守ってるよー！ (2019年8月28日 2時) (レス) id: f3e183fff9 (このIDを非表示/違反報告)
yone(プロフ) - ありがとうございます！ごちゃごちゃしないように頑張ったので、そう言ってもらえて嬉しいです！ (2019年8月27日 19時) (レス) id: f93aa7129f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yone | 作成日時：2019年8月26日 16時
