初めまして降谷さん、離婚してください。 (ページ9)

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『い……いや』

やめてほしいのに、上手く声が出ない。

まだ手錠はかけられたまま。

ジン「バーボンはどこだ？」

私だって、しらない。

だから離婚しようと決めたのに、なんで知らないのに好きでもない人の相手をしなくちゃならないの？

『私だって知らない！！妻である私でさえ、最近初めて会った！！一年以上ほっといたくせに、謝罪のひとつもせず、そのくせ、離婚しないと言われた！！とにかく私は降谷さんの居場所も電話番号と知りません！！！』

ジン「威勢のいい奴だ。ますます欲しくなってくる。それにバーボンの女となるとさらにな」

ジンという男は私に近づき、銃をしまい、代わりにナイフを私のブラウスのボタンにかける。

すると銃声が聞こえ、電気が消える。

ジン「誰だ。」

ジンは私から離れ、銃に切り替えた。

そして私はその隙に誰かに手錠外され、無事脱出することができた。

？「ここまで来れば大丈夫だ。」

『ありがとうございます…。なんてお礼を言えばいいのか』

？「気にするな、もし君がいなくなったら、降谷くんの泣き顔を見ることになるからな。そんな彼の顔、見たくない。」

『神楽茉優と言います。一応戸籍上、降谷さんの妻となっているんですが、離婚しようと思っています。』

？「赤井秀一だ。君の旦那さんの敵と言えばいいか。」