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次の日、いつも通り仕事に出勤した。
化粧品会社で、女性社員が多い。
結婚してる人も少なくなく、最近結婚した幸せな新婚さんもいる。
よく結婚しないんですかとか、早く結婚しないと三十路なんてすぐよ、なんて職場の人に言われる。
結婚してますよ!なんて笑顔で言えたらとか思っちゃうけど、旦那は旦那らしい事をしてくれたことないし、直接会ったのも昨日が初めて。
それに奥さんらしいことを私はしたことない。
出勤前に、いってらっしゃいとか言いたいし、帰ってきたら美味しいご飯と共におかえりなさいって言いたい。
そんな幸せな結婚生活を夢見てた。
政略結婚なんて、やっぱ断ればよかったんだ。
『ふぅ、終わった。』
いつも通り仕事を終え、帰ろうとすると尊敬してやまない先輩に飲みに行かない?と誘われた。
そこで初めて、結婚していることを職場の人に言った。
そして離婚しようとしていることも。
お酒が私たちの口を開かせ、つい飲みすぎてしまった。
いくら飲んでも酔わないが、先輩は酔いつぶれてしまって、家まで送り届けた。
そして飲んだバーに離婚届けを忘れたことに気づいた。
やば、個人情報だだ漏れじゃん。
急いでバーに戻り、そんな時間も経っていないおかげか、ファイルに挟んである離婚届けがあった。
降谷さん、名前すら書いてくれないから勝手に書いちゃったんだよね。
住所とかは書いてもらわないと。
どうせ書いてもらえないんだろうけど。
?「んふ、まさかバーボンがねぇ。」
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明里香(プロフ) - 1話、「警視庁公安部」と「警察庁」の両方出てきていますが、どちらですか? (2019年10月13日 9時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:利香信者 | 作成日時:2019年5月27日 12時