初めまして降谷さん、離婚してください。 (ページ2)

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よく晴れたいい日

いつもとは違う格好で職場ではない場所に向かう。

警察庁公安部

そこにはあまり言いたくないが、私の旦那が働いている。

結婚してから一年以上経つが、旦那は写真でしか見たことがない。

でも、世間から見たらかっこいい類いだと思う。

だから、離婚すると決めた。

私なんかでいいのか、この人は私以上に似合う人がいる。

何より、結婚してるのに顔も見せない、プロポーズもしてくれない、指輪もくれない、そんな貴方が嫌い。

気づけば警察庁についていた。

入口の受け付けに降谷零さんいますかと聞く。

関係者以外は立ち入り禁止と止められたが、仕方なく妻ですと言うと、中に入れてもらえた。

公安部に着き、ノックし降谷零さんを探す。

すると部下である風見さんという人が話しかけてきた。

風見「え！降谷さんの奥さん！？そ、そんなこと一言も…」

私に顔も見せないくらいだから、部下が知ってるわけないわよね。

『神楽茉優と言います。』

風見「風見裕也と言います。降谷さんなら、そろそろ出勤すると思いますよ。それまでこの部屋で待っていてください。降谷さんが出勤したら、この部屋に連れてきますので。」

『ありがとうございます。』