22個目の戸惑い ページ24
………………。
ここは、どこだろう。
辺りは真っ暗でひと気はない。
さっきまで教室にいたはずでは……？
どうしようかとキョロキョロすれば、ふと小さな光に気がついた。
あれは何…？
近づいてみればどうやら扉から漏れ出ている明かりだった。
覗き窓があったので音を立てないように近づき、中を覗く。
覗いた瞬間、身体中に寒気と鳥肌がたち、同時に吐き気もでてきた。
夢にも見たくなかった光景がそこに。
僕の大好きで大嫌いな人が目の前にいた。
" どうしよう "
こちらには気づいてないみたいで見向きもされなかったが、気づかれてしまってはどうしようもない。
ここから離れなければ。
はやく。はやくはやくはやく。
離れないと、と思っている自分自身とは真逆に、足は魔法にでも掛かったのかのように固まり動かない。
あの人が気づいてしまったらまたあそこに……。
"お願い、動け……"
そう願ってもやはり動かないこの足。
どうして動かないのか、これからどうしよう、もしバレてしまったら……
様々なことを考えてしまえば答えはまとまらないもので。
ただただそこに立ちつくすことしか出来なかった。
そしてふと、突然猛烈な眠気に襲われた僕はその場で崩れ落ちてしまった。
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瑠璃唐綿-ﾙﾘﾄｳﾜﾀ-(プロフ) - 日々樹さん» 両方ともありがとうございます！とても励みになりますっ！！これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします！！ (2020年4月5日 6時) (
レス) id: 9ef8fa1231 (このIDを非表示/違反報告)
日々樹(プロフ) - 両方の作品見ています。どっちもとってもいい作品なのでこれからも更新頑張ってください。 (2020年4月5日 0時) (レス) id: 28a8182cb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃唐綿 | 作成日時：2020年4月3日 15時
