5つ目の約束 ページ8
行政side
先程からメニューを眺めながら唸っているA。
話を聞くと、3つまでは絞れたのだが、どれにするかどうしても決められないそうだ。
“ 早くしないと ”とでも考えているかのように、顎に手を当て必死に悩んでいる。
僕はその姿を見て、頭に手を置き微笑んで店員を呼ぶ。
そして、悩んでいた3つを迷いもせず3つとも頼んだ。
Aは驚いているのか口をあんぐりと開けながら数秒間固まった。
『えっ、ぎょーせー……??1人1個まででしょ……?なんで私が迷ってたやつ3つたのんだの……?』
店員が去り少し経つと、恐る恐る聞いてきた。
粗方、早く決めないから僕が怒ったとでも考えているのだろう。
微かだが眉間にシワが寄っている。
「いやぁ、奇遇だね。僕もこれ食べたかったんだ。3つ頼んじゃったし、全部はんぶんこしようか。そうすれば全部食べ切れると思うのだけれど」
わざとらしくそう言うと、眉間に寄せてたシワが無くなり笑顔で“ 仕方ないなぁ!!はんぶんこしよ!!”と言ってきた。
まだ子供なのだから、もっとわがままを言えばいいものを………。
…………はぁ。
まぁそう出来なくなったのは人間(あいつら)のせいなのだけど…。
これだから人間は……。
考えただけでも胸クソ悪い。
127人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カスミソウ(プロフ) - EMIKOさん» はーい!!待ってますね!!ゆっくりで大丈夫なので、えみこさんがかける時にお願いしますっ!気にしてないので平気ですよ〜こちらこそ申し訳ないです… (2019年4月2日 0時) (レス) id: 9ef8fa1231 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - わかりました!!出来上がり次第送ります!!夜分遅くすみません、、、 (2019年4月2日 0時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
カスミソウ(プロフ) - EMIKOさん» お!良かった!!では、『@4qaMsFoB8NitHrn 』にお願いしますっ!! (2019年4月2日 0時) (レス) id: 9ef8fa1231 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - やってます!!もちろんです!!自分も仲良くしてください!! (2019年4月2日 0時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
カスミソウ(プロフ) - EMIKOさん» 送る場所……ううむ……Twitterとかやっていますか…?もしやっていればアカを教えるのでそちらに送っていただきたいです……!!(あわよくば仲良くしてください…っ) (2019年4月2日 0時) (レス) id: 9ef8fa1231 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:瑠璃唐綿 | 作成日時:2019年2月8日 10時