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10と1つ目の約束 ページ14

Aside




たくさんのお菓子を広げ、パクパクと食べていると、ふと この部屋の襖がスっとひらいた。





「やぁやぁ、3人とも久しぶりだねぇ
こんな楽しそうな会に私だけ呼んでくれないなんて酷いなぁ」



襖が開いた先には、黒い着物を着た淡い水色の髪がそこにいた。




『りっぽーだ!!』



持っていたお菓子を置き、軽く手をはたいてりっぽーに飛びついた。



「今日も元気だねぇ、A」



そう言って、私を軽々と抱き上げた。




『んふふ〜!!今日はね、ぎょーせーもしほーも遊んでくれたからとっても元気なの!!』



“ねっ!!”と2人を見ると、こっちを見ながら微笑んでいた。



「そうだったんだね。私とも遊ぼうか?」



『りっぽーも遊んでくれるの!?』



「あぁ、もちろんだよ」



『りっぽー好きーー!!!』




ぎゅーーっと抱きしめると、りっぽーは背中をトントンってしてくれた。


それが嬉しくて、ちょっとそのままでいたら、フッと体が浮いた。




「A、お菓子がまだ残っているけどいらないのかい?」


パッと後ろを見ると、私を持ち上げているぎょーせーがいた。



『あははっ!びっくりしたぁ!!
お菓子食べるーー!!』




お菓子の方へ手を伸ばすと、そのままぎょーせーが座り私は膝の上に座ってる状態となった。



『ぎょーせー、重くない??』



「はは、むしろ軽いよ」



『そっか!!』



ぎょーせーが取ってくれるお菓子を食べていると、2人がため息をついた。



「二人の世界に入るのはやめてくれん?おれ居にくくなるんやけど」



「ほんとそれだよねぇ、私も妬いてしまうよ」




『??私はここにいるよ?』


しほーの言ってることがよくわかんなくて、そう首をかしげながら言うと、りっぽーが近づいてきてまた頭を撫でてくれた。


「Aはまだ分からなくてもいいんだよ」



『そーなの??』



「うん、そうなの」



『そっか!!』



私がにぱっと笑うと、みんな笑顔になった。



やっぱり笑うのが一番だよね!!

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設定タグ:不機嫌なモノノケ庵 , 行政 , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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カスミソウ(プロフ) - EMIKOさん» はーい!!待ってますね!!ゆっくりで大丈夫なので、えみこさんがかける時にお願いしますっ!気にしてないので平気ですよ〜こちらこそ申し訳ないです… (2019年4月2日 0時) (レス) id: 9ef8fa1231 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - わかりました!!出来上がり次第送ります!!夜分遅くすみません、、、 (2019年4月2日 0時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
カスミソウ(プロフ) - EMIKOさん» お!良かった!!では、『@4qaMsFoB8NitHrn 』にお願いしますっ!! (2019年4月2日 0時) (レス) id: 9ef8fa1231 (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - やってます!!もちろんです!!自分も仲良くしてください!! (2019年4月2日 0時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
カスミソウ(プロフ) - EMIKOさん» 送る場所……ううむ……Twitterとかやっていますか…?もしやっていればアカを教えるのでそちらに送っていただきたいです……!!(あわよくば仲良くしてください…っ) (2019年4月2日 0時) (レス) id: 9ef8fa1231 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃唐綿 | 作成日時:2019年2月8日 10時

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