私は愛を知りません。(Tomohiro･k) (ページ6)

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4話(智洋side) ページ6

スタッフ｢お疲れ様でしたー｣

ロケが終わって、トイレに行こうと思って席を立ったら店員さんの重岡さん？が倒れていた。

智洋｢重岡さん？大丈夫？｣

気を失っとるな…

智洋｢スタッフさん！俺ちょっと急用が出来たので帰ります！｣

スタッフ｢え、あ、はい！｣

望｢ちょ、神ちゃんどこ行くん？｣

のんちゃんが後ろから声を掛けたのは聞こえたけど重岡さんを休ませるのが第一だと思って、タクシーに乗り込んだ。

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運転手｢どちらまで？｣

重岡さんの家分からへんな…

智洋｢～の近くまでお願いします｣

運転手｢かしこまりました｣

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タクシーを降りて自宅のマンションまで走る。

重岡さんをおんぶしてるから近所の人には絶対バレんようにせんと。

走りながら家の鍵を出してオートロックを抜けていく。

エレベーター｢25階です、ドアが開きます。｣

ここからなら大丈夫やな。

息を整えながら一番奥まで行く。

ガチャ、ガチャ

バタン

智洋｢ふぅ～。てか、制服のまま連れてきてもうたな。一応エプロンだけ制服だったけど。携帯とか入っとるかな？｣

Aのスマホ｢(通知音)｣

智洋｢入っとる入っとる。｣

そっと寝室のベッドに重岡さんを運び終わった時、重岡さんが着ていた大きめのTシャツがちょっとはだけた。

智洋｢キス…マ？｣