退部？ ページ23
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岩泉「同情？そんなもんじゃ片せねぇだろ、これは。
お前って言う人間1人が死ぬことで、少なくとも俺は悲しむし、辛い。
ならお前はそんな思いを俺にさせると分かっていながら死んでいくのか？」
綾波「は、ぁ？
だから、先輩に何がわかるって言うんですか！？
日に日にひどくなるこの症状、誰にも言えない辛さ、それに比例するかのように薬の数は増えていくんですよ！？」
私の目から、また涙が溢れた。
岩泉「抗ってみろよ！
お前のその不治の病も、お前次第で変わるかもしれない。
確かに俺はあの時お前にひどいことを言った、それは訂正しない。一度出た言葉は消えないからな。
だけど、それを肯定する気もない
俺はお前を知ってる、綾波Aと言う人間があんなこと言ったとしても。
努力家で、負けず嫌いで、気が弱い癖に頑固な綾波Aと言う人間を知ってる！
それだけでいいじゃねぇか。
お前の人生、最後まで抗って楽しんで生きろよ。」
そうすれば何か、変わるかもしれねぇだろ？
そう言った先輩も、目に涙を溢れんばかりに浮かべて
それだけで、「あぁ、私は誰かに認められたかったんだ」って思えた。
………。
岩泉「…落ち着いたか？」
グス、と鼻を鳴らす先輩が私に聞く。
私は先輩の腕の中にいた。
綾波「ぞういうぜんばいも、まだばなごえじゃないでずが。」
先輩は及川先輩たちと比べて、背が少しだけ低い。
其れでも167の私にすれば見上げないと目が合わないほどの身長だ。
腕の中から見上げて、2人の視線が絡まる。
数秒の間、目が離せなかった
先輩の目は、少しつり目で
一般的に言う�犇�面″と言うのだろうか。
そんな彼の目は、どこか優しく、そして暖かかった。
綾波「…ぶっ、先輩目ぇ真っ赤ですね」
目をこすり過ぎたのか、赤くなっていたところを指摘すると
先輩の顔はみるみるうちに赤くなった。
岩泉「う、うるせぇ！
そう言うお前は涙と鼻水でぐちゃぐちゃじゃねぇか！」
綾波「えっ、嘘！」
これでも私は一応女子だ。
先輩と言っても相手は異性、鼻水と涙でぐちゃぐちゃな顔を見られて恥ずかしくないわけがない。
岩泉「うそだよ、」
綾波「はぁ？」
私が少し睨むと、スマンスマンと優しい笑顔でかえってきた。
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まぐ - マジで泣きました(´；ω；｀)終わり方も最高です (2021年12月28日 11時) (
レス) @page35 id: b38caaa865 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - 最後の方本気で泣きましためっちゃいい作品です (2021年12月6日 13時) (レス) @page30 id: df8b182526 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 本気で泣きました(´;ω;｀)(´;ω;｀)めちゃくちゃ素敵な作品です！！感動しました！ (2020年12月16日 23時) (レス) id: fbb3dcafb2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえん - 一言言いたい...あーいーしーてーるー！これからも頑張ってください！ (2020年8月2日 15時) (レス) id: 243282b2cc (このIDを非表示/違反報告)
感動をどうも - しあわせって仕合わせじゃなくて幸せじゃないんですか？ (2018年9月3日 22時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
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